【玄関ドア防犯グッズおすすめ10選】賃貸アパート 侵入対策

ドア周りの防犯用品のおすすめ10選!種類や選び方

ドア周りの防犯用品をお探しではありませんか?

空き巣の侵入経路は窓だけではなく玄関や勝手口ドアなどの出入口が使われることもあるので、窓と同様に侵入対策をしておくと安心できると思います。

また、ドアの防犯ではドアや鍵に加えて『ドア周り』にも目を向けてみると、より効果的な対策が期待できます。

そこで今回は、ドア周りの防犯用品の種類や選び方、おすすめの防犯用品をご紹介いたします。

目次
  1. ドア周りの防犯はなぜ必要?ドアからの侵入・不正解錠の手口とは
  2. ドアからの侵入・不正解錠の手口と対策方法を紹介!
  3. ドア周りの防犯用品の効果的な選び方・おすすめ10種類を紹介
  4. ドア周りの防犯用品のおすすめ10選まとめ

ドア周りの防犯はなぜ必要?ドアからの侵入・不正解錠の手口とは

ドア周りの防犯はなぜ必要?ドアからの侵入・不正解錠の手口とは

玄関や勝手口といったドアには、不正に侵入されないように鍵がついていることがほとんどです。

しかし、『近年では空き巣の侵入手口が巧妙化しているから、ドアの鍵だけでは不安』と考える方もいらっしゃるかもしれません。

そこでまずは、ドアからの侵入リスクや不正解錠の手口などについてご紹介したいと思います。

玄関ドアからの侵入は窓の次に多い

ドアからの侵入は窓の次に多い

空き巣の侵入経路で最も多いのは『窓』で、次に多いのは『ドア(出入り口)』と言われています。

詳しいデータについては、下記を参考にしてみてください。

住宅の種類 窓からの侵入 ドアからの侵入
一戸建て

57.0%

33.8%

共同住宅(3階建以下)

49.8%

41.4%

共同住宅(4階建以上)

29.8%

58.7%

※ここでいう『ドア』とは、表出入口、非常口、その他の出入口のことです。

※上記は令和元年の統計データになります。

参考サイト:警察庁|住まいる防犯110番

一戸建ての場合は窓からの侵入が目立ちますが、ドア(玄関・その他の出入り口含む)からの侵入も3割と、無視できない数字になっています。

また、共同住宅(マンションやアパートなど)の場合はドアからの侵入の割合が一戸建てより高いことや、4階建て以上になるとドアからの侵入のほうが多くなることがわかります。

そのため、防犯や侵入対策を考える場合は、窓だけではなくドアにも対策を行っておくとより安心できると思います。

ドアからの侵入・不正解錠の手口と対策方法を紹介!

ドアからの侵入・不正解錠の手口と対策方法を紹介!

ここでは、空き巣がドアから侵入する場合のおもな手口についてご紹介したいと思います。

空き巣の手口を知ることで、『自宅で使われる可能性がある手口はどれか』などをチェックしやすくなる可能性があります。

手口に対する対策方法もご紹介しておりますので、ドア周りの防犯をする際の参考にしてみてください。

空き巣の侵入手口と対策方法・効果的な対策グッズとは?

空き巣の侵入手口と対策方法・効果的な対策グッズとは?

空き巣の侵入対策では、『手口や攻撃される箇所(鍵・ガラスなど)に合わせて防犯グッズを設置する』と効果的です。

下記の表を参考にしながら、自宅のドア周りに必要な対策や防犯グッズを確認してみましょう。

侵入方法 手口 おすすめの対策・防犯グッズ
ピッキング

鍵穴から特殊な器具を差し込んで不正解錠する。

こじ開け

バールなどの工具をドアのすき間に差し込んで、錠前ごとドアを破壊して侵入する。

サムターン回し

ドアスコープを外してできた穴に特殊な器具を差し込み、外からサムターンを操作して不正解錠する。

ガラス破り

ドアについているガラスやドア付近の窓ガラスを破壊し、手や道具を入れて内鍵を開け侵入する。

無施錠のドアから侵入

鍵をかけ忘れたドアから侵入する。

スマートロック

隠した合鍵を使って侵入

隠しておいた合鍵が見つかってしまったため、合鍵で侵入されるケース。

キーボックス

※リンク先で詳しい説明やおすすめグッズをご紹介しております。

意外と多い『無施錠(無締まり)のドアを狙った侵入』に注意

意外と多い『無施錠(無締まり)のドアを狙った侵入』に注意

ドアからの侵入では、施錠された鍵を不正解錠するのではなく『もともと鍵の開いているドアを狙う』ケースも多くなっています。

鍵をかけ忘れたまま外出したり、ゴミ出しなどちょっとした用事で家を空けた隙に侵入されてしまうなどの事例がよくみられるので、外出時は短時間であっても必ず鍵をかけるように心がけましょう。

また、ドアにオートロック機能付きの電子錠を設置して、鍵のかけ忘れを防止する対策方法もおすすめです。

>>>『スマートロック』でドアをオートロック化

オートロックのエントランスも万全とは言い切れない

マンションなどの集合住宅ではエントランスがオートロックになっている物件もありますが、この場合でも自分の部屋の玄関はきちんと施錠しておきましょう。

エントランスのオートロックは『ほかの住人や業者と一緒に入る』などの方法で突破できてしまうため、空き巣の侵入対策としては不十分であることに注意が必要です。

ドア周りに鍵を保管するのは防犯上のリスクがある

ドア周りに鍵を保管するのは防犯上のリスクがある

外出先で鍵を落としたときの対策や、学校から帰ってきた子供が鍵の開け閉めをするときに『敷地内に鍵を隠しておく』やり方は、防犯上あまりおすすめできません。

鍵を目の届かないところに保管すると、隠し場所を知られたときに簡単に侵入されてしまうため、どうしても鍵を置いておく必要があるときはキーボックスなどを活用しましょう。

>>>鍵を保管する『キーボックス』のおすすめ

『空き巣のターゲットにされにくくなる』防犯用品をドア周りに設置する方法

『空き巣のターゲットにされにくくなる』防犯用品をドア周りに設置する方法

空き巣・侵入対策では、『この家は防犯意識が高い』と思わせて、ターゲットにされにくくする方法も効果的です。

空き巣や侵入盗は侵入前に下見をする傾向があるため、外から見える形で防犯用品を設置しておくと『下見の時点で侵入をあきらめさせる』ことができる可能性があります。

見た目の防犯性を上げる防犯用品は、たとえば下記のようなグッズがおすすめです。

※リンク先で詳しい説明やおすすめグッズをご紹介しております。

ドア周りの防犯用品の効果的な選び方・おすすめ10種類を紹介

ドア周りの防犯用品の効果的な選び方・おすすめ10種類を紹介

ドア周りの防犯グッズは、設置方法を工夫してみると侵入対策がより効果的になることがあります。

また、賃貸物件の場合は設置できる防犯グッズの種類が限られていることがあるため、『どんな設置方法か』『どんな設置方法なら賃貸でも使えるか』などをあらかじめ確認しておくと安心です。

ここからは、ドア周りの防犯用品の選び方と、おすすめの防犯用品をについて紹介したいと思います。

防犯グッズは『複数を組み合わせて使う』と効果的

防犯グッズは『複数を組み合わせて使う』と効果的

防犯グッズを取り付けるおもな目的は、『空き巣・泥棒の侵入に時間をかけさせる』ことです。

これは、『空き巣は侵入に時間がかかるほどあきらめる可能性が高くなる』という統計データによるものです。

各防犯グッズはあくまで補助的な役割のため、『ドアを絶対に開けられなくする』ことは難しいですが、防犯グッズを複数取り付けて侵入を手間取らせることで、侵入をあきらめさせやすくする効果が期待できます。

賃貸でも使えるドア用防犯用品の選び方

賃貸でも使えるドア用防犯用品の選び方

賃貸マンション・アパートなどの賃貸物件では、勝手に鍵を交換したり、ドアやドア枠に穴をあけて鍵を追加することは契約上できない場合がほとんどです。

防犯用品を追加したいときは、必ず事前に大家さんや管理会社の許可を取っておくことをおすすめいたします。

許可を得られた場合は、『穴あけ・工事不要』タイプの防犯用品なら賃貸物件でも設置できる可能性がありますので、下記に一例をご紹介したいと思います。

設置方法 説明
そのまま設置可能

ドアの間にはさむ、鍵穴に差し込むなどの方法で固定できる種類。

粘着テープで貼り付ける

粘着テープで貼り付けて設置するタイプ。

貼り付け面に養生テープを貼っておくと、はがし跡が残りにくい。

充電式・電池式の防犯用品

センサーライトや防犯カメラは、充電式・電池式のタイプを選ぶと配線工事が不要。

ドア・ドア周りの各種不正解錠の対策におすすめの『補助錠』

ピッキングやサムターン回しなど各種不正解錠の手口は、『補助錠の設置』で対策する方法が効果的です。

補助錠はさまざまな種類がありますが、自分で設置する場合は上記のような『穴あけ・工事不要』のタイプを選ぶと比較的取り付けやすいかと思います。

補助錠の種類については下記のページでもご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

>>>玄関のドアの防犯・侵入対策の方法を一挙紹介!おすすめの補助錠・防犯グッズとは

『スマートロック』でドアをオートロック化

オートロック機能つきの電子錠を設置することで、鍵のかけ忘れによる侵入を防止しやすくなります。

上記のスマートロックは、扉が閉まると自動でサムターンを操作して施錠を行ってくれます。

オートロックは施錠忘れには効果的ですが、鍵を持たずに外出して『締め出し』にならないよう注意しましょう。

スマートロックは上記以外にもたくさんの種類があります。詳しくは、下記のページでご紹介しております。

>>>玄関に工事不要で後付けできるスマートキー一覧!デメリットや電子錠との違い【図解】

ドアのこじ開け・こじ破りは『防犯プレート』で対策

こじ開け・こじ破り対策では、ドアのすき間に防犯プレート(ドアガード)を取り付ける方法が効果的です。

鍵をかけたときにかんぬき(デッドボルト)が出る部分のドアのすき間に設置して工具を差し込みにくくさせ、破壊開錠を防止します。

上記の防犯プレートは『ドライバー1本』あれば取り付けられるので、DIYに慣れていない人でも設置しやすくなっています。

サムターン回し対策におすすめ『サムターンガード』

※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。

サムターンガードは、サムターン回しの対策グッズです。

サムターンの周りにカバーを取り付けるだけで簡単に設置できます。粘着テープで取り付けるので、賃貸でも使用可能です。

この製品はカバーにふたがついていて、『曲がった形状の工具』でも開けられにくい特長があります。

『防犯ドアスコープ』に交換してサムターン回し対策をする方法

※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。

サムターン回しの手口では、ドアスコープを外した穴から器具を差し込むやり方がよく見られることがあります。

そこで、ドアスコープを取り外しがしにくいタイプに交換して、サムターン回しが行われないように対策を行います。

ドアスコープの交換をするときは、購入前に対応するドアの厚みや穴の直径を測っておきましょう。

玄関ドアのガラス・ドア周りの窓ガラスに『防犯フィルム』を貼る

ドアにガラスがついていたりドア付近に窓ガラスがある場合は、ガラス破りへの対策も行っておきましょう。

防犯フィルムを貼るとガラスが割られにくくなりますが、時間をかければ破られる可能性があるため、補助錠やアラームなどほかの対策と合わせて行うことをおすすめいたします。

空き巣のターゲットになるのを防ぐ『センサーライト』のおすすめ

人感センサーを搭載したセンサーライトを設置すると、侵入盗が近づいたときに室内や外から気づいて被害を未然に防ぐことができる可能性があります。

こちらのセンサーライトは電池式のため配線工事が不要で、脚を自由に曲げてドア周りの柱など好きな場所に設置できるので、はじめてセンサーライトを使う人にもおすすめです。

万が一のための警報『センサーアラーム』のおすすめ

※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。

ドアを突破されて侵入された場合でも、アラームなどの大きな音を鳴らして威嚇することで追い返せる可能性があります。

センサーアラームには、『人感センサーで作動する』タイプや『ドアの開閉や振動を検知して作動する』タイプなどがありますが、どちらも誤作動には注意が必要です。

賃貸物件で使う場合は、上記のような粘着テープタイプや、玄関先に置いておくだけのタイプが設置可能です。

『防犯カメラ』で期待できる効果とおすすめの機種

防犯カメラは、万が一侵入されたときに犯人を特定するだけではなく、設置しておくだけで『顔を見られるのを避けたい侵入盗が、侵入をあきらめる可能性がある』というメリットもあります。

ダミーのカメラは見破られることがあったり、侵入された場合に活用できないので、なるべく本物を用意された方が安心できると思います。

上記の製品は人感センサーが内蔵されていて、人が通ったときにアプリを通じてスマホに通知を送れるので、夜間の侵入対策などに向いています。

鍵を置いておくときは『キーボックス』に入れて防犯性を上げる

なるべくドア周りには合鍵や予備の鍵を保管しないことをおすすめしておりますが、店舗やオフィスなどやむを得ず鍵を置いておく必要があるときは、誰でも鍵を持ち出せないようにキーボックスに入れておきましょう。

手提げ金庫などに鍵を入れると『キーボックスごと持ち去って、破壊してから中身を取り出して不正解錠される』などのリスクがあるので注意が必要です。

鍵をドア付近で保管するときは、ドア周辺のポールや窓格子などに固定できるタイプのキーボックスを用意すると、比較的持ち去られにくくなります。

ドア周りの防犯用品のおすすめ10選まとめ

今回は、ドア周りの防犯用品についてご紹介させていただきました。

ドアからの侵入対策では、ピッキングや無施錠など各種手口・原因に合わせた対策を行うと効果的です。

防犯グッズはさまざまな種類がありますが、今回ご紹介した内容も参考にしながら、ドア周りの状況や用途・目的に合わせたものを選んでみましょう。