携帯ウォシュレットの選び方がわからなくてお困りではありませんか?
携帯ウォシュレットは備え付けと違って水量などに制限があるため、快適に使えるか心配という人もいると思います。
しかし、最近では携帯ウォシュレットも水の出し方や形状にバリエーションが増え、用途や目的に合ったものを選びやすくなっています。
そこで今回は、携帯ウォシュレットの種類や選び方、おすすめの携帯ウォシュレットについてご紹介したいと思います。
携帯ウォシュレットはどんなときに便利?使い方・種類を紹介
携帯ウォシュレットは、持ち運び可能なタイプのウォシュレット機器です。
駅のトイレなど、おもに『ウォシュレットが備え付けられていないトイレでウォシュレット洗浄を行いたい』ときに使用します。
ここでは、携帯ウォシュレットの基本的な構造や使い方・携帯ウォシュレットの種類についてご紹介したいと思います。
携帯ウォシュレットの使い方・使用シーン
携帯ウォシュレットは、『水を入れるボトル』と『水を噴射するノズル』の2パーツから作られています。
水を入れた状態の本体を手で持ってノズルの穴(噴射口)を上に向け、水を出しておしりを洗浄するのがおもな使い方ですが、位置を変えてビデとして使うことも可能です。
携帯ウォシュレットの使い方一例
携帯ウォシュレットは、たとえば下記のような状況で使用すると効果的です。
- 外出先のトイレやアウトドアなどウォシュレットのないトイレで洗浄したいとき
- 外出先のウォシュレットの衛生状態が心配なとき
- 自宅が賃貸物件でウォシュレットがついていないとき
- 赤ちゃんのおむつを交換するときや、介護のとき
携帯ウォシュレットを海外で使う場合の注意点
海外ではあまりウォシュレットが普及していないため、海外旅行や出張に携帯ウォシュレットを持って行く人も多くみられます。
ウォシュレットのない海外でも携帯ウォシュレットは重宝しますが、飛行機内に手荷物として持ち込む場合は下記の点に注意が必要です。
- 液体物は機内に持ち込めないため、必ず『水を抜いた状態』で持って行く
- 海外の人にとっては見慣れない道具なので、空港職員などに説明を求められる可能性がある
- 飛行機の中で使いたいときはトイレの中で水を入れて、使用後は水を捨てておく
また、海外の水道水は地域によってはミネラル成分が多くタンクやノズルの中で固まってしまう可能性があるため、現地でミネラルウォーターを買ってタンクに入れると安心です。
携帯ウォシュレットの種類とは?手動式・電動式などそれぞれの特徴を紹介
携帯ウォシュレットは『水の出し方』が種類によって異なり、おもに下記の4通りの使い方があります。
※リンク先で各タイプの説明を行っています。
ここからは、携帯ウォシュレットの種類ごとの特徴と、それぞれのメリット・デメリットなどについてご紹介したいと思います。
『手動式』の携帯ウォシュレットのメリット・デメリット
手動式は、タンクを押して水を噴き出させる仕組みの携帯ウォシュレットです。
シンプルな構造のため使い方が簡単・洗いやすいなどの利点があります。また、価格帯が比較的安く入手しやすいのもこのタイプです。
ボトルを押す強さを変えるだけで水圧・水量を調節できますが、ほかのタイプと比べると水圧が弱く、洗浄力が足りないと感じる場合がある点に注意が必要です。
また、『押して使う』仕組み上、連続使用すると手が疲れやすくなることがあります。
『電動式』の携帯ウォシュレットのメリット・デメリット
電動式は、電池やUSB充電のバッテリーで作動するタイプの携帯ウォシュレットです。
スイッチでオン・オフができるので洗浄時に押し続ける必要がなく、ボタンで水圧を調節するなど機械ならではの便利な機能を使うことができます。
稼働時はモーター音がするので、周囲に気づかれずに使いたい人はあらかじめ音の大きさを確認しておくことをおすすめします。
電動式の携帯ウォシュレットを使うときの注意点
電動式は電池・充電が切れると動かなくなってしまうので、バッテリー残量には注意が必要です。
充電式を使用する場合は、『1回の充電で何分使用できるか』の目安を確認しておきましょう。電池式は電池交換のサインが出たら、早めに新しい電池に取り換えましょう。
また、電気部品に水が入ると故障の原因になることから『水を入れたまま携帯できない』種類が多いため、あらかじめ水を入れておきたい人は『ノズルをペットボトルと接続できる』タイプがおすすめです。
『加圧式』の携帯ウォシュレットのメリット・デメリット
加圧式は、『ポンプの圧力』で水圧を高めてから、手動で水を出すタイプの携帯ウォシュレットです。
使用前にポンプを20回程度上下させて加圧してからボタンを押すと、強めの水圧で水が噴射されます。
手動式より水圧を確保しやすいですが、『事前にポンプを準備しておく作業』が少し手間に感じたり、準備が必要ですぐに使えない点で不便に感じる可能性があります。また、タンクの容量は『100ml』などそれほど多くないものがほとんどです。
ポンプが劣化すると空気が漏れて水圧が落ちたり水漏れの原因になることがあるため、加圧しても水圧が弱いと感じるようになったら新しく交換しましょう。
『バネ式』の携帯ウォシュレットのメリット・デメリット
バネ式の携帯ウォシュレットは、手動で水を出しますが『バネの圧力で水を噴き出させる』という手動式とは異なる特徴があります。
使用時はダイヤルでバネを圧縮させてからボトルに水を入れます。その後スイッチでバネを戻すと、反動でボトルの水を押し出すことができます。
電池や充電なしでも強い水圧を確保しやすい、水を入れたまま持ち運べるなどの利点があります。
バネが劣化すると水圧が弱くなってしまうので、水圧が足りないと感じるようになったら交換時期と考えておきましょう。
携帯ウォシュレットを選ぶときのポイントとは
ここまで携帯ウォシュレットの種類についてご紹介しましたが、実際に購入する種類を決めるときは『扱いやすさ』や『持ち運びやすさ』といった観点からも選んでみるといいかもしれません。
そこでここからは、携帯ウォシュレットを選ぶときに注目したいポイントをご紹介したいと思います。
携帯ウォシュレットを『ノズルの穴の数』で選ぶ
携帯ウォシュレットは先端のノズルから水を出して洗浄を行いますが、穴の数や大きさは種類によって異なる場合があります。
穴が1つだけのタイプはしっかりとした水圧・水量を確保しやすく、穴が複数開いているタイプはシャワーのように広範囲を洗うのに向いています。
また、一部の種類はノズルを回すなどで穴の数を切り替えられ、状況によって使い分けることもできます。
携帯ウォシュレットを『持ちやすさ・持ち運びやすさ』で選ぶ
携帯ウォシュレットは手で持って使用するので、手になじむ大きさや、しばらく持っていても負担になりにくい重さだと理想的です。
本体の太さや重さは扱いやすさに大きくかかわるため、選ぶときは実際に持ってみたり、商品ページのサイズや重量の記載を確認してみましょう。
また、電動式で電池が必要なタイプは『電池の重量』がプラスされるので、手や腕への負担が心配な人は充電式を選ぶことも検討してみましょう。
携帯ウォシュレットを持ち運ぶときは『水漏れに注意』
手動式の携帯ウォシュレットは水を入れたまま持ち運ぶことも可能ですが、種類や製品によっては水漏れのおそれもあるため注意が必要です。
また、ノズルをつけたままだと水漏れしやすいことがあるので、使用時以外はノズルを外しておきましょう。
水を入れたまま持ち歩きたいときは、事前に『水を入れて軽く振ってみる』などで耐久性をチェックしておいた方が安心です。
また、携帯用のポーチが付属しているものを選ぶと水漏れしたときのリスクを軽減しやすくなります。
携帯ウォシュレットを『タンクの種類や容量』で選ぶ
本体にタンクを内蔵しているタイプはコンパクトで持ち運びしやすいメリットがありますが、コンパクトな分タンクの容量は少なくなる点に注意しましょう。
『しっかり洗浄するために、たっぷり水を使いたい』という場合は、市販のミネラルウォーターなどのペットボトルをタンクとして使えるタイプがおすすめです。
ペットボトルのサイズは自由に選ぶことができるので、余裕をもって使用したいときは500mlのペットボトルを用意すると安心できると思います。
ただし、500mlペットボトルを持ち歩く手間や重さについても考慮しておいたほうがいいでしょう。
『ノズル先端』だけ販売している種類もある
ペットボトルと接続するタイプはタンク部分が必要ないため、ノズル部分だけで販売されている種類もあります。
ノズル部分のみの携帯ウォシュレットは安価で入手しやすく、100均などでも販売されています。
タンクにお湯を入れるときは『温度の上限』に注意
携帯ウォシュレットには水を温める機能がないため、温水を使いたいときはあらかじめ温水をタンクに入れておく必要があります。
お湯を入れるときは、事前にタンクに入れられる水温の上限を確認しておきましょう。どの種類の携帯ウォシュレットでも、基本的に熱湯(40℃以上)は入れることができません。
携帯ウォシュレットの『洗いやすさ・お手入れ方法』をチェック
携帯ウォシュレットを繰り返し使う場合、ノズルやタンクの汚れが気になる人も多いと思います。
ノズル内部は水が流れるため汚れが残りにくい構造になっていますが、ノズル先端など汚水の跳ね返りが気になる部分は取り外して洗うなどでお手入れをしましょう。
手動式・加圧式・バネ式は電気部品がないので水洗いが可能ですが、電動式の場合は水濡れによる故障を防ぐため『固く絞ったタオルや雑巾で汚れを拭き取る』ことがおもなお手入れ方法となります。
使い捨てタイプの携帯ウォシュレットもある
衛生面が気になる人や災害時など水を確保しにくく洗うのが難しい状況の備えとして、使い捨てタイプの携帯ウォシュレットを用意する方法もおすすめです。
1回ごとに新しいものに交換する『使い切りタイプ』は、洗浄水が確保できない状態でも衛生的に使用することができます。
災害用として備えておくときは、簡易トイレと一緒に備蓄しておくといいでしょう。
携帯ウォシュレットのおすすめ10種類を紹介
旅行アイテム更新!
TOTOの携帯ウォシュレットにしました!水の勢いから、携帯性も満足です!! pic.twitter.com/HV9DrAyw3k— さわたく (@sawatakun) May 20, 2018
携帯ウォシュレットはトラベルグッズショップやホームセンター、電動式は家電量販店でも購入できます。
また、ほしい商品が店頭にないときはインターネットで取り寄せる方法もあります。
そこでここからは、携帯ウォシュレットのおすすめ10種類をご紹介したいと思います。
Viaes(ビアエス) 携帯 おしり洗浄器
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
シンプル・おしゃれなデザインで女性にも使いやすい、電池式の携帯ウォシュレットです。
使用しないときはタンク部分をノズルにかぶせて、コンパクトに持ち歩くことができます。持ち運び用のポーチも付属されており、目隠しやカバンの中の水濡れ防止に効果的です。
1年のメーカー保証がついていて、初期不良などの不具合が出たときはメーカーに対応を依頼することができます。
TOTO 携帯ウォシュレット YEW4W3
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
大手トイレメーカーTOTO製の、電池式携帯ウォシュレットです。
必要な電池は単三電池1本だけなので、電池を入れても重くなりにくい点が魅力的です。
使用時は本体をスライドさせるとすぐにタンクとノズルを出せるので、『携帯式ウォシュレットはノズルの組み立てなど準備が面倒』という人にもおすすめです。
パナソニック おしり洗浄器 ハンディ・トワレ
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
大手家電(ウォシュレット)メーカーPanasonic製の電池式携帯ウォシュレットです。
電池式のためモーターで作動しますが、低騒音化で周囲に気づかれにくくなっています。
タンクの容量は130mlですが、タンクをペットボトルに付け替えて十分な水量で洗浄することもできます。
ドウシシャ プチビデ 携帯おしりシャワー
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
電池で動くタイプの携帯ウォシュレットです。電動式の中では比較的価格帯が安めになっています。
直径3cmとスリムでコンパクトな本体はカバンにもしまいやすく、専用のポーチに入れれば外から携帯ウォシュレットと気づかれる心配も少なくなります。
ただしコンパクトな分、タンクの容量はそれほど多くない点に注意が必要です。
LIworld USB充電式 電動 携帯おしり洗浄機
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
USB充電式の携帯ウォシュレットです。1回(約2-3時間)の充電で、最大90分の連続使用ができます。
フル充電をしておけばしばらく使い続けることができ、携帯電話用のモバイルバッテリーがあれば外出先で充電することも可能です。
レック 携帯用 おしり ウォッシュ ソフト
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
手動式の携帯ウォシュレットです。ノズルを1穴とシャワーの2種類に切り替えることができます。
本体重量は50g、タンク容量は180mlのため、満水にしても比較的軽量で扱いやすく、持ち運ぶときの負担も少なめです。
ボトル部分が柔らかくて押しやすいので、握る力があまり強くない女性や高齢の方でも使いやすくなっています。
小久保 携帯用おしり洗浄具 BotLLet
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
市販のペットボトル容器に水を入れてタンクとして使うタイプの携帯ウォシュレットです。
タンクはペットボトルをそのまま使い、製品はノズルのみとなっており安価で入手しやすいので、『まずお試しで使ってみたい』といった人にもおすすめです。
使用時はペットボトルを直接押して使うので、タンクとして使うペットボトルの種類は事前に確認してちょうどいいものを選んでおくといいでしょう。
加圧式 ウォシュレット 携帯おしり洗浄機 シャワーウォッシュ
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
電池や電源が不要の、加圧式携帯ウォシュレットです。
ポンプで加圧してからボタンを押すだけで、しっかりとした水圧の洗浄水を出すことができます。
加圧式は加圧の手間が必要ですが、バッテリーの心配がない、強く押さなくても水圧を上げられるなど手動式・電動式にはないメリットがあります。
miyoshi co.,ltd 携帯用トラベルトイレシャワー
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
バネ式の携帯ウォシュレットです。
バネ式の場合、使用時は『バネを縮める・伸ばす』動作しか行わないため、ポンプやモーターのような音がしにくく静かに使いやすいという利点があります。
タンクの容量は約140mlで、1回の洗浄で約30秒程度連続使用できます。
オカモト 使い捨ておしりシャワー おしりキレイ
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
使い捨てタイプの携帯ウォシュレットです。ボトルを直接押して水を出す『手動式』の方法で使用します。
本体に洗浄液(精製水)が最初から入っており、すぐに使用できる手軽さが利点の1つです。
常に新品を使用できるため衛生的で、水を入れる必要もないため災害対策グッズとしてもおすすめです。
携帯ウォシュレットのおすすめ10選まとめ
今回は、携帯ウォシュレットのおすすめについてご紹介させていただきました。
携帯ウォシュレットは種類によって水圧や動力、タンク容量などに違いがあります。
どの種類が適しているかは『しっかり洗浄したい』『簡単に持ち運べるものがいい』など用途や目的によって異なるので、今回ご紹介した内容も参考にしながら自分に合ったものを選んでみましょう。