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【介護用クッションおすすめ15選】種類 車椅子 三角 床ずれ防止

介護用クッションのおすすめ15選!種類や選び方【床ずれ防止や背もたれ】

介護用クッションの選び方を探していませんか?

介護用クッションは思うように身体を動かすことができない方の必須アイテムとなっていて、床ずれなどの症状の緩和や防止に役立ちます。

そんな介護用クッションは形状や素材などが豊富に販売されているため、どれを選べばいいのかわからない方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、介護用クッションのおすすめと種類や選び方についてご紹介します。

介護用クッションは実際必要ある?

介護用クッションは身体を自由に動かせない方にとって重要なアイテムと言われていますが、使うことでどんなメリットが得られるのか知らない方もいらっしゃると思います。

介護用クッションのメリットを知っておくことで選びやすくなったり、使用者の負担を軽減できることもあります。

そこでまずは、介護用クッションを使うことで得られるメリットについてご紹介します。

介護用クッションを使うメリット

介護用クッションを使うメリット

介護用クッションを使うメリットをご紹介します。

【介護用クッションを使うメリット】

  • 床ずれの防止
  • 姿勢の保持

自力で体勢を変えることが難しい方が、長時間同じ姿勢で過ごしていると発生するのが床ずれです。介護度が高い方は特に症状が現れやすいため、対策を行ってあげることが大切です。

クッションを使用することで身体にかかる圧力が分散し、床ずれが発生したり悪化することを防ぐ効果があります。

また車椅子を使用する際にうまく体を支えることができないと、姿勢が崩れて床ずれが起こる原因になります。

このような時は車椅子用の介護用クッションを使用すると姿勢をきれいに保ちやすくなったり、座り心地をアップさせることも可能です。

床ずれの原因を知って使用者に合ったクッションを選ぶ

床ずれが起こる原因というと、圧迫が思い浮かぶ方が多いと思います。しかし圧迫以外の原因もあるためクッションを使用しても良くならないという方は、別の対策を考える必要があります。

ここでは、床ずれが起こる主な原因をご紹介します。症状が緩和できない方はぜひ参考にしてみてください。

【床ずれが発生する原因】

  • 長時間同じ体勢でいることによる圧迫
  • 摩擦によるもの
  • 不衛生な状態が続いたことによるもの

骨が浮き出た部分は体重がかかりやすく、同じ部分が長時間圧迫されると床ずれが発生します。特に寝たきりの状態の方や、車椅子に座る時間が長い方に起こりやすくなります。

また、介助の際にマットレスや車椅子と皮膚がこすれることで床ずれが発生することもあります。ベッドの背上げをする際などに起こることが多いです。

さらに布団の中の湿気や介護用パンツの排泄物などを長時間放置し、不衛生な状態が続くことで皮膚のバリア機能が低下し床ずれが起こりやすくなります。

クッションなどの対策を行うだけでなく、身体を清潔に保つことも大切です。

床ずれが起こりやすい箇所

床ずれが起こりやすい箇所

筋肉が弱まり痩せてくると骨張った箇所に床ずれが起こりやすくなります。介護クッションを使用して床ずれ予防を行うときは、下記の部位を中心に行ってみましょう。

【床ずれが起こりやすい部位例】

仰向け うつ伏せ 横向き
  • 仙骨
  • 肩甲骨
  • かかと
  • 後頭部
  • つま先
  • 大転子
  • くるぶし
  • 骨盤

ここでご紹介しているのはあくまで一例のため、骨が突出している場所はどこでも床ずれが発生しやすくなるのでできるだけサポートすることが大切です。

床ずれが起こると皮膚に赤みや水ぶくれ、内出血などがみられることが多いです。ひどくなると黒くなったり治りが遅くなってしまうこともあるため、床ずれの症状がみられたら早めに医師に相談することをおすすめします。

床ずれを起こさないためにも2時間に1回を目安に体位交換を行う、ここからご紹介する介護用クッションを使用するなどの対策を行うようにしましょう。

介護用クッションを選ぶときのポイント

介護用クッションは使用者の身体の状態にあったものを選ぶことが大切です。

形状や素材によって効果が異なるため、確認しておくことをおすすめします。

ここでは、介護用クッションを選ぶときのポイントをご紹介します。

介護用クッションの形状を確認

介護用クッションの形状を確認

介護用クッションはさまざまな形状のものが販売されています。形によって用途が異なるため、どんな時に使用したいかを明確にしたうえで選ぶことがおすすめです。

【介護用クッションの形状】

形状 特徴
長方形・筒形

最もスタンダードなタイプでさまざまな用途で使用できる

大きさが豊富に販売されているため選びやすい

介護初心者の方でも使いやすい

【使用例】

  • 大きめサイズで背中全体を支える
  • 小さめサイズは部分的に床ずれ防止や姿勢保持
三角形

主にベッドで使用する

角度が豊富に販売されているため、部位によって使い分けられる

【使用例】

  • 床ずれが起こりやすい仙骨・大転子を効果的に保護する角度(30度)に体を保つ
  • 体位変換の際に身体の下に入れて安定させる(長いものを使用するのがおすすめ)
車椅子用
  • 座面が薄い車椅子に敷くことで快適に座ることができる
  • 体圧が分散されることで長時間座っていてもおしりが痛くなりにくい
  • 姿勢が保持しやすい

床ずれ防止に円座クッションはダメ?

現在では、床ずれの予防として円座クッションを使用することは推奨されていないため注意が必要です。

円座は床ずれしている部分を浮かせることができるので有効に思えますが、床ずれが起こっている周辺の皮膚に圧力がかかり、また別の場所に床ずれが広がるリスクが高くなります。

円座はほかのクッションに比べて支えられる範囲が狭く不安定なため、体圧を分散することには向いていません。

万が一円座クッションを使用する場合は、医師や介護士と相談することをおすすめします。

介護用クッションの素材を確認

介護用クッションの素材を確認

介護用クッションは素材によっても硬さや使いやすさが異なります。使用者の方が快適に使えるように素材にもこだわることがおすすめです。

【介護用クッションの素材】

素材 特徴
ポリエステル
  • やわらかく弾力性があり、スタンダードなクッション
  • 医療現場でも使用されることも多く、初めてクッションを購入する方でも失敗しにくい
  • カビ・ダニが発生しにくい素材で清潔に保ちやすい
  • 長期間使うと劣化してクッション効果が低くなる
  • 速乾性が高く、手入れが楽に行える
低反発
  • 他のクッションより硬さがあり、しっかり身体を支えることができるので姿勢が保持しやすい
  • 体圧を分散することができるので快適で安定感がある
ビーズ
  • 使用者の使いやすいように形状を変化させることができる
  • 身体にしっかりフィットするので体圧が分散しやすい
  • 通気性・放熱性に優れていて年中快適に使用できる

クッションの肌触りもチェック

ご高齢の方は皮膚のバリア機能が低下して乾燥しやすいため、クッションの素材によっては擦れてトラブルの元になることもあります。

そのため肌触りのいいものを選ぶことが大切です。クッションに合ったものがあれば、肌に優しいコットン素材を使用したクッションカバーをかぶせておくのもいいでしょう。

クッションカバーを付けておけば、汚れてしまったときも簡単に洗濯することができるので安心です。

抗菌・防臭素材で使用感がアップ

汗や湿気がたまりやすい介護用クッションをより衛生的に保つためには、抗菌防臭効果のあるものを選ぶことがおすすめです。

ポリエステル素材のクッションは丸洗いできるタイプも多く、清潔に保つことができる上にカビやダニが発生しにくいという特徴もあります。

製品によって抗菌・防臭効果の有無は異なるため、購入する際にきちんと確認しておくようにしましょう。

介護用クッションのお手入れ方法を確認

介護用クッションのお手入れ方法を確認

介護用クッションは直接皮膚に触れるため清潔に保つことが大切です。そのため、なるべくお手入れしやすいものを選ぶようにしましょう。

見た目ではわからなくても皮脂汚れが付着していると、ダニが繁殖する原因にもなります。カバーは月に1~2回、本体は3ヵ月に1回を目安に手入れしておくことがおすすめです。

素材によっては、洗濯機で丸洗いすることができるタイプも販売されています。丸洗いができて尚且つ速乾性も高いものなら、介助者の方の負担も軽減できます。

おすすめの介護用クッション15選

ここからは、おすすめの介護用クッションをご紹介します。迷ってしまったときはぜひ参考にしてみてください。

白井産業株式会社 ピロークッション 吸水・速乾素材

長方形のポリエステル素材を使用した介護用クッションです。スタンダードな形状のクッションなので、背中・足首などさまざまな用途で使用することができます。

水分を素早く吸収・発散する素材のため蒸れにくく、季節問わず快適に使用することが可能です。

また、丸洗い可能なのでお手入れも簡単な点が魅力です。いつでも清潔に保てるので安心して使用することができます。

モルテン ピーチシリーズ ポジショニング体位保持クッション

長方形のポリウレタンフォームを使用した介護用クッションです。こちらもスタンダードなタイプでさまざまな部位にピンポイントで使用することができます。

中身がもちもちの弾力性がある素材なので、使用者の姿勢に合わせて形を変えることができ、体圧を分散するのに効果的です。ガサガサという耳障りな音が鳴らないため枕としても快適に使えます。

丸洗い可能で、速乾性に優れており、お手入れも楽な点が魅力です。

松本ナース産業 サンヘルパー ビーズパッド棒型

棒型のポリエステル素材を使用した介護用クッションです。肌に優しいタオル生地を使用し、肌トラブルが起こるリスクも軽減することができます。

通気性の良い素材を使用しているため、長時間使用しても蒸れにくく快適な使用感が魅力です。

部分的にかかる体重圧を分散させ、床ずれ防止対策に効果的です。

MOGU ポジショニングに便利な筒形クッション

筒形のビーズ素材を使用した介護用クッションです。小さめのサイズ感なので部分的に使用したい方におすすめです。

ビーズ素材を使用しているため、使用者の方の身体の形状に合わせやすくしっかりフィットさせることができます。

比較的価格もリーズナブルなので初めて介護用クッションを使用する方でも手に取りやすく、また一度に複数購入しやすいのも魅力です。

アイ・ソネックス ナーセントM

※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。

棒型の特殊ポリエステルチップ素材を使用した介護用クッションです。抗菌・防臭加工が施された特殊なポリブリーズがつまっているため、衛生的です。

ポリエステルチップは1つ1つがクッション性に優れていて、身体にかかる負担を軽減することができます。形状が安定しやすいので、ベッド・車椅子などで快適な姿勢を保てる点が魅力です。

M・Lの2サイズ展開で使用者の方の身長体重に合わせて選ぶことが可能です。(※こちらはMサイズとなっております

日本エンゼル 洗えるフィット三角柱クッション 50㎝

三角型のポリウレタンフォームを使用した介護用クッションです。適度な硬さと反発力、身体の曲線に添う特殊なカーブが魅力で、しっかりと姿勢を保持することができます。

特殊なウレタンフォームを使用することで洗濯機・乾燥機でのお手入れが可能で、介助者の方の負担も軽減することができます。

また、30㎝~80㎝の5つのサイズが展開されていて、使用者の方の身体に合わせて選ぶことができます。(※こちらは50㎝サイズとなっています

ケープ ポジショニング補助パッド フィットサポート

三角形のウレタンフォームを使用した介護用クッションです。3次元の網目構造のウレタンフォームで、仙骨や大転子などの床ずれが起こりやすい部位への圧迫を避けるとされている30度の角度をキープすることができます。

通気性の優れたウレタンフォームを使用しているため、蒸れを防ぎいつでも快適に使用することが可能です。

また、専用のカバーは吸湿性・速乾性に優れており、尚且つ洗濯機で洗うことができるので衛生面でも安心です。

Axelrod 三角枕

三角形のポリウレタンフォームを使用した介護用のクッションです。一般的な三角型の介護用クッションに比べてサイズが大きめですが、肩から腰までしっかり支えられる点が魅力です。

カバーは肌触りのいいベロア素材を使用しているため、肌の弱い方でも刺激が弱く安心して使用することができます。

また抗菌防臭・防カビ・防ダニ効果のある素材で衛生的です。カバーを取り外して丸洗いも可能なのでお手入れも楽に行えます。

日本ジェル ピタ・シートクッション 車椅子用クッション

車椅子用の介護用クッションです。体圧分散性が非常に優れたジェル構造体を使用しているため、効果的に姿勢を安定させることができます。長時間座っていても疲れにくいのが魅力です。

耐久性に優れており型崩れしにくいため、長く使うことができます。カバーを取り外せば水洗いもできるので清潔に保つことが可能です。

車椅子に乗っている時間が長い方は使用してみてはいかがでしょうか。

タカノ 車椅子用クッションR

※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。

車椅子用の介護用クッションです。特殊なウレタンフォームの多層多面構造が、体位保持と体圧分散効果を高めています。

使用者の方に合わせて6種類の座面が展開されています。こちらは座る時間が長い方向けのクッションとなっていて、車椅子に長時間座っていておしりが痛くなりがちな方におすすめです。

カバーは取り外して洗濯することが可能で、いつでも清潔に保つことができます。

MOGU 腰を楽にするクッション 

※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。

車椅子や椅子に座る際に使用する介護用クッションです。特殊な形状のクッションが背中・腰・おしりにしっかりフィットし、長時間座っていても身体への負担を軽減することができます。

座る際にクッションを左右にひっぱりながら腰に当てると、より自分の体形に合わせてフィット感を高めることが可能です。

また、カラー展開も豊富なので、大人から子供まで幅広い年代に対応できる点も魅力です。

Nikitea エアークッション『タフ』タオル地カバー付き

エアータイプの介護用クッションです。広げた状態だけでなく丸めたりなど使用者の方の身体の状態に合わせて使用することができる点が魅力です。

クッション本体に穴が開いているため通気性が良く、ビニール素材でも蒸れにくくなっています。タオル地のカバーは吸汗性も高く、はずして洗濯することも可能なので衛生的です。

ケープ ロンボ ポジショニングクッション 

ドイツトップクラスの寝具用品メーカーが、医療用に開発したポジショニングクッションです。中材には2種類の素材が使用されていて、圧力分散性や安定保持力が高いのが魅力です。

スリットに合わせて折り曲げたり丸めることで、足元や腕などを効果的にサポートすることができます。

本体には持ち手がついているため、介助者の方が楽に体位変換を行うことができる点もうれしいポイントです。

タイカ ウェルピー メッシュ ブーメランタイプ

ブーメラン型の介護用クッションです。カーブしているため腕やひじなど可動する部位や頭部・肩甲帯などさまざまな用途で使用することができます。

中材には極小ビーズと綿を絶妙なバランスで配合していて、フィット感と安定感が高いのが魅力です。

表のカバーはメッシュ素材を使用していて通気性がよく、蒸れずに快適に使用できます。明るいカラーとデザインは、お部屋の雰囲気を明るくしてくれること間違いなしです。

ハビナース ビーズパッド 頭用

※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。

頭用の介護用クッションです。大きさの違うビーズを使用することで体にフィットしやすく、効果的に体圧を分散させることができます。

後頭部や耳を優しくサポートし、仰向けでも楽な姿勢を保つことが可能です。

ぬるま湯で丸洗い(手洗い)することができるので、衛生面でも安心です。簡単に手入れ可能なため、介助者の方の負担も少ないのが魅力です。

介護用クッションのおすすめ15選まとめ

今回は、介護用クッションのおすすめをご紹介しました。

介護用クッションはさまざまな種類が販売されていて、それぞれ使い心地や使用方法が異なるため、使用する方に合わせたものを選ぶことが大切です。

また直接肌に触れるものなので手入れ方法もチェックしておくと清潔に保ちやすく、介助者の方の負担も軽減することができます。

迷ってしまったときは今回ご紹介した選び方を参考に、使用者・介助者どちらの方にも使いやすいものを選んでみてください。