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シロアリ駆除剤のおすすめ10選!種類や選び方

駆除剤を使ってシロアリを退治する方法をお探しではありませんか?

庭の枕木や建物の一部だけなど、発生している範囲やシロアリの数がそれほど大きくない場合は、自分で駆除できる可能性があります。

しかし、市販のシロアリ駆除剤にはたくさんの種類があるので、どれを選べばいいか迷ってしまうかもしれません。

また、駆除剤の効果を実感するにはシロアリの被害状況などに合わせて適切な種類を使うことも大切です。

そこで今回は、シロアリ駆除剤の種類や選び方、おすすめのシロアリ駆除剤をご紹介したいと思います。

シロアリ駆除剤は『予防』『駆除』の目的別に選ぶ

シロアリ駆除剤は『予防』『駆除』の目的別に選ぶ

シロアリ駆除剤は、目的によって効果的な種類が異なります。

そのため、シロアリ駆除剤を選ぶときはまずシロアリが発生している状況を確認し、どんな方法で駆除・対策をしたいのかを明確にしておきましょう。

すでに住み着いているシロアリを退治するときのシロアリ駆除剤の選び方

すでに住み着いているシロアリを退治するときのシロアリ駆除剤の選び方

建物の木材や床下の土などに巣を作っているシロアリをの対策をしたいときは、下記のような特徴のシロアリ駆除剤がおすすめです。

  • 警戒されにくい『遅効性』『非忌避性』の駆除剤
  • 殺虫成分がほかのシロアリにうつる『伝播性』『ドミノ効果』のある駆除剤

遅効性・非忌避性の駆除剤が作用したシロアリはすぐに退治されることはなく、殺虫成分をそのまま巣に持ち帰ります。

巣の中でほかのシロアリと接触してドミノのように殺虫成分が広まることで、巣を丸ごと駆除する効果が期待できます。

シロアリが住み着かないようにしたいときのシロアリ駆除剤の選び方

シロアリが住み着かないようにしたいときのシロアリ駆除剤の選び方

シロアリがまだ発生していない、シロアリを退治した後など『予防・再発防止』を行いたいときは、下記のような特徴を持ったシロアリ駆除剤を選びましょう。

  • シロアリを寄せ付けにくくする『忌避性』の駆除剤
  • 忌避効果が持続する駆除剤

忌避効果のある駆除剤は、シロアリが侵入・発生しそうな場所にムラなく使うことが大切です。

駆除目的で予防用のシロアリ駆除剤を使わないほうがよい理由とは

駆除目的で予防用のシロアリ駆除剤を使わないほうがよい理由とは

予防用のシロアリ駆除剤には、『忌避成分』というシロアリを寄せ付けないようにする成分が含まれています。

そのため、すでに住み着いたシロアリに対して使うと、『生き残ったシロアリが駆除剤の影響がない場所に拡散して逃げる』おそれがあります。

逃げた先で再び木材を食べたり巣を作られるとかえって被害が拡大してしまうため、忌避成分のある駆除剤は『予防』目的のみ、またはすでにいるシロアリを退治してから使うことをおすすめします。

詳しい解説については下記のページでもご紹介しておりますので、気になる方は参考にしてみてください。

>>>シロアリに殺虫剤はダメといわれる理由とは?~効果的な対策グッズ~

シロアリ駆除剤は『アリ(クロアリ)』駆除には使えないことがある

シロアリとアリは姿や名前は似ていますがまったく別の昆虫のため、『シロアリ用』の駆除剤をアリに使っても効果がない場合があります。

とくに『毒餌を食べさせて駆除する』タイプは、シロアリとアリでは食性が異なるので流用はしないほうがいいでしょう。

アリ用殺虫剤をお探しの場合は、下記のページを参考にしてみてください。

>>>【アリ殺虫剤おすすめ10選】選び方 スプレー 粉

シロアリ駆除剤の種類・選び方を紹介!使いやすい・人体への影響が少なめの駆除剤とは

シロアリ駆除剤を自分で選ぶときは、まず『駆除』『予防』どちらの目的で使いたいのかを明確にしておきましょう。

>>>シロアリ駆除剤は『予防』『駆除』の目的別に選ぶ

その上で、成分や使いやすさなど、状況に合った種類の駆除剤を選ぶとより効果的な対策ができると思います。

シロアリ駆除剤の『使い方』と『即効性・遅効性の関係』とは

シロアリ駆除剤の『使い方』と『即効性・遅効性の関係』とは

シロアリ駆除剤は、種類によって使い方や効果を発揮する早さが異なります。

下記の表を参考にしながら、用途や目的に合ったものを選んでみましょう。

種類 特徴
設置タイプ

床下や家の周辺の土の中に毒餌を埋めておびき寄せ、シロアリに食べさせるタイプで『ベイト剤』とも呼ばれる。

巣ごと駆除する効果も期待でき、すでに住み着いたシロアリの駆除におすすめ

散布タイプ

木材や土壌に散布するタイプ。そのままスプレーなどで散布できるタイプと、水で希釈してから散布するタイプがある。

成分によって駆除用・予防用の種類が異なる。業者が行う場合は『バリア工法』と呼ばれることがある

注入タイプ

木材の中に殺虫成分を注入するタイプ。『シロアリに食べられた柱がある』など、シロアリの巣や被害箇所が判明しているときに使うと効果的

散布タイプや注入タイプは即効性があるものが多くなっています。ただし、被害箇所によっては床下に潜る必要があるため、床下での作業に慣れていない人は少し使いにくいと感じることがあるので注意しましょう。

ベイト剤は効果が出るまでに日数がかかりますが、使い方は『土に埋める』だけでとくに難しい技術は必要ないので、はじめてシロアリ駆除をする方にもおすすめです。

シロアリ駆除剤を『成分』『安全性』で選ぶ

ここでは、市販のシロアリ駆除剤に入っている薬剤の成分を一部ご紹介したいと思います。

『小さな子どもやペットがいるので、安全性を重視したい』などの場合は、商品ページや製品ラベルの成分表から使用薬剤もチェックしておくといいでしょう。

成分 特徴
ネオニコチノイド系(クロチアニジン、ジノテフランなど)

薬剤量が少なく効果期間が長め。臭いも薄く、人体・哺乳類への影響が少ない。昆虫に対してのみ作用するため比較的安全性が高い。

薬剤に触れたシロアリにも効果が伝播する『ドミノ効果』が期待できる

フェニルピラゾール系(フィプロニルなど)

殺虫効果が高く忌避性が低い。ドミノ効果が期待できる。

比較的遅効性の薬剤で、駆除目的によく使われる。人体・動物・魚類などへの毒性が高い

カーバメート系

毒性はやや高めで人体・動物・魚類などにも影響する。また、空気汚染(シックハウスなど)のリスクもあるので使用量には十分注意する

ピレスロイド系(ペルメトリン、ピレトリン、ビフェントリンなど)

忌避効果がある。人体・哺乳類への影響はそれほど大きくないが、魚類・両生類には強い毒性のある成分なので、庭の池などで飼っている場合は注意が必要

IGR剤(脱皮阻害剤)

ベイト剤に含まれる薬剤。シロアリの脱皮を阻害する効果がある。遅効性で、ドミノ効果が期待できる。

人・哺乳類・鳥・魚類など脱皮をしない動物には無害で安全性が高い。

予防用のシロアリ駆除剤を『予防効果で選ぶ』ときのポイント

予防用のシロアリ駆除剤を『予防効果で選ぶ』ときのポイント

予防目的でシロアリ駆除剤を使う場合は、下記のようなポイントもチェックしてみましょう。

効果 説明
防腐・防カビ成分

シロアリは腐った柔らかい木材を好むため、駆除剤に防腐・防カビ効果のある成分が含まれていると、シロアリの発生しにくい環境づくりに効果的

忌避成分の効果期間

駆除剤の忌避効果は雨や日光の蒸発で少しずつ薄くなっていくので、定期的に散布し直す必要がある。予防効果が長く続くタイプはまき直しの頻度が減ってメンテナンスの手間を省きやすくなる

一般的な殺虫剤は忌避効果が短め

蚊・ゴキブリ用殺虫剤にも忌避効果は含まれていますが、効果期間は1~2週間程度のものが多く、長期的な予防にはあまり向いていません。

また、防腐・防カビ成分は蚊やゴキブリ用の殺虫剤には基本的に含まれない成分のため、予防目的でも『シロアリ用』を選ぶほうがより手間がかからず、より効果的な対策が期待できます。

シロアリ駆除剤のおすすめ10種類を紹介

シロアリ駆除剤はホームセンターや園芸ショップなどで販売されていますが、店舗に在庫がない場合はネットショップで取り寄せる方法もあります。

ここではご参考までに、ネットで購入できるシロアリ駆除のおすすめを10種類ご紹介したいと思います。

イカリシロアリハンター

シロアリの好物であるマツの木材でおびき寄せてベイト剤(毒餌)を食べさせて退治する、設置タイプの駆除剤です。

殺虫成分はシロアリの脱皮を阻害する薬で昆虫以外には効果がないため、安全性が高い点も魅力的です。

有効期間は2年と長めですが、定期的に中身をチェックしてベイト剤がなくなっていたら交換を行いましょう。

金鳥 シロアリフォーム

付属のノズルで穴をあけて、泡状の殺虫成分を木材の中に注入するタイプの駆除剤です。

ドリルなどの穴をあける道具や希釈などの準備が必要なく、この製品だけですぐに対策を始められるようになっています。

駆除剤には非忌避性・伝播性があり、被害箇所やシロアリの通り道に注入しておくことで大量にシロアリを退治する効果が期待できます。

白アリミケブロック 木部処理用

顆粒状の殺虫剤を、水で50倍に希釈して使用する散布タイプの駆除剤です。

殺虫成分には薬剤では比較的安全性が高いネオニコチノイド系の『ジノテフラン』が使われているので、殺虫剤の影響が心配な人でも使いやすくなっています。

防腐・防カビ成分も含まれており、駆除・予防どちらの用途にも使用可能です。

使用時はハケや噴霧器を用意しましょう。噴霧器は床下の木材全体など、広範囲に駆除・対策を行いたいときに向いています。

白アリミケブロック 土壌処理用

顆粒を水で100倍に希釈して溶かして散布する、ネオニコチノイド系の駆除剤です。

こちらは床下などの『土壌』に使用するタイプの駆除剤で、木材用と合わせて使うとより効果的です。

土・地面がむき出しになっている部分だけではなく、基礎部分のコンクリートや配管立ち上がり部にも散布できます。

ジノテクト 水性防蟻・防虫・防腐剤(木部用)

遅効性・非忌避性・伝播性の殺虫成分を使用した、シロアリ駆除用の殺虫剤です。

容器に入った液体を噴霧器で散布する、ハケにつけて塗布する、などの使用方法があります。希釈は不要で、原液のまま使用できます。

庭に枕木や柵などを設置するときに散布・塗布しておくと、防虫・防腐効果でシロアリの予防にもつながります。

フマキラー シロアリジェットプロ

即効性の高い、スプレータイプのシロアリ駆除剤です。

成分にピレスロイド系薬剤を含み、シロアリだけではなくクロアリやムカデなどほかの害虫の駆除にも使用することができます。

忌避効果・木材防腐効果もあり、床下の柱などシロアリが発生しやすい木材に定期的に散布すると予防に効果的です。予防効果の期間は『9ヶ月』が目安となっています。

アリアース シロアリアース

※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。

床下の空間や木材に使用する、『予防用』のシロアリ駆除スプレーです。

すき間用の細いノズルが付属されている・逆さスプレーOKなど、狭い場所・奥まった場所への対策にも使いやすくなっています。

ピレスロイド系の殺虫剤で即効性が高いだけではなく、伝播性や忌避効果、防腐・防カビ効果など、駆除と予防の両方に効果的な成分が使われています。忌避効果期間の目安は『12ヶ月』です。

イカリ シロアリハンタースプレー

※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。

スプレータイプでは少し珍しい『遅効性』のシロアリ駆除剤です。床下換気口から、床下に向かってスプレーを噴射して使用します。

駆除剤はシロアリの脱皮を阻害する作用があり、スプレーがかかった場所・空間を通ったシロアリはしばらくすると死滅するため、侵入したシロアリが住み着くのを防ぐ予防効果が期待できます。

使用期間の目安は『1シーズン(半年)に1回』がメーカーから推奨されています。

シロアリ博士 乳剤 土壌・木部処理用

水で40倍に希釈させてから噴霧器で散布するタイプの予防用駆除剤です。木材処理・土壌処理の両方に対応しています。

成分の『ペルメトリン』はピレスロイド系薬剤のため、シロアリを駆除して寄せ付けなくする効果が期待できます。

スプレーボトルが付属されているので、水だけ用意すればすぐに対策を始められるようになっています。

シロアリ防除用土壌粒剤 粒状ネオターマイトキラー

使い方は『粒状の駆除剤をそのまま土壌に散布するだけ』で簡単な、予防・防除用のシロアリ駆除剤です。

乾燥した粒剤をまくので床下が湿りにくく、シロアリの好む環境を作りにくいというスプレータイプとは異なる利点があります。

粒剤はオレンジ色で散布箇所が見えやすいため、まき残しが出にくいのもメリットの1つです。

自力でのシロアリ駆除が難しい・シロアリが大量にいるときは業者への相談も検討

市販のシロアリ駆除剤を使って退治ができるケースは、シロアリの数や被害範囲が少ない場合に限られることがあります。

シロアリの被害が床下全体に及んでいたり、駆除剤を使ってもシロアリが減る気配がないときは、専門の業者に相談することも検討してみましょう。

シロアリ駆除を業者に依頼する場合の費用などについては、下記のページでご紹介しております。

>>>シロアリ駆除の相場はいくら?料金事例から見る費用の目安を解説

シロアリ駆除剤のおすすめ10選まとめ

今回は、シロアリ駆除剤のおすすめなどについてご紹介させていただきました。

シロアリ用の駆除剤は、シロアリが発生している環境や目的などによって適切な種類が異なる場合があります。

駆除・予防のどちらで使うのか、安全性を重視するかどうかなど状況によって使い分けることでより効果的なシロアリ対策が期待できるので、今回ご紹介した内容も参考にしながら自分に合った駆除剤を選んでみましょう。