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カミュ「ペスト」神父パヌルーの死因や意味は?あらすじは?無料で立ち読み!

新型ウイルスコロナが世界に大きな影響を与える中
注目されている本があります。

それが、

アルベール・カミュの「ペスト」

です。

中世ヨーロッパでの疫病騒ぎの中、人々の行動や裏側にある思想を描いた本です。

望まない不条理な出来事が我々にもたらす意味や
人々の裏側の行動を読むにつれ
今の東京や大阪、世界の状況を重ねてしまいます。

今回コロナの影響で再び注目を集め、100万部を突破しました!

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この記事では、その中に出てくる神父:パヌルーの思想や死因についてまとめたいと思います!

今こそカミュのぺストを読む!コロナの結末は?あらすじやネタバレも新型コロナウイルスの影響で、日本でも「緊急事態宣言」がだされました。 毎日ストレスを感じている方も多いのではないでしょうか? ...
この記事のサマリー
  • 「ペスト」の主な登場人物
  • 「ペスト」のあらすじ
  • パヌルーの思想
  • パヌルーの行動の変化
  • パヌルーの死
  • まとめ

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「ペスト」の主な登場人物

  • 医師:ベルナール・リウー・・・神を信じずに、不条理な状況に立ち向かい人を救おうとする医師。
  • 新聞記者:ランベール・・・街が封鎖された直後、ひとりだけ地元パリに戻りたいという。
  • 旅行者:タルー・・・死刑反対運動をするが、それこそ人の死に加担していることを恥ずかしく思い悩む。自分は加害者にも被害者にもなりえるのだと。
  • 下級役人:グラン・・・特段偉業を成し遂げてきたわけではないが、患者のお世話をする保健隊に入り、誠実に仕事をこなす。
  • 密売人:コタール・・・ペストで騒がれる世では、自分が悪人であることが薄れ、普通に生活できるようになった。
  • イエズス会の神父:パヌルー・・・「このペストは特定の人への罪に対する神からの罰である」と説教する。

「ペスト」のあらすじ

舞台はオランというアルジェリアの街。
「ペスト」という疫病が街を襲う。
疫病ペストで店や交通は閉鎖される。

ランベールは恋人のいるパリに戻るための脱出を考え、コタールは密輸業者を紹介する。
その頃教会ではパヌルーが「ペストは罪人に神が与えた罰である。反省すべき時がきた」と、特定の人に対し罪を与えられたような言い回しで説教をする。

患者がどんどん増える中、リウー、タルー、グランは懸命に患者の治療を続ける。

ランベールは、リウーとタルーにパリへ戻ることを告げるが
ただ誠実に現状や患者と向き合い戦うふたりをみて、
またリウーの妻が別の街で闘病中であることを知り、
パリへの脱走をやめ、
タルー、グランのいる保健隊で、患者に向き合うことを決める。

ある日、ペストに侵された少年が、もがき苦しみながら死んだ。
それでもまだ「神が与えた罰だと言うのか」と神父パヌルーへ問う。
その後、パヌルーも死んだ。
そしてタルーも死んだ。

そしてペストの終息。
人々は元の生活に戻り、ランベールは妻と再会。コタールは逮捕。
そこでリウーは、闘病中だった妻が死んだことを知る。
最後に、この物語の語り手が、リウーであったことが明かされる。

パヌルーの思想

パヌルーは教会の神父で、人々に
「このペストは罪をおかした者への罪である。思い当たるものは反省せよ。」
といった内容の説教をする。

人間は神によって生かされ、神の与えに抗うことは出来ない。

という主張ですね。

パヌルーの行動の変化

ある少年がペストによって死ぬことで
パヌルーはリウーに「それでも神の与えた罰だと言えるか」と言われます。

人を殺めるような大きな罪のない少年の死ですら、神の罰によって死ななくてはいけないのか、
というリウーの主張に、パヌルーは何かを感じたのでしょうか。
その後、保健隊と共に患者を看病することとなります。

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パヌルーの死

そして、パヌルーは病気で死ぬことになります。
パヌルーの死因は、分からないままです。
病気だと分かった時点で、治療を受けることを拒みました。
自身が説いた教えは果たして正解だったのか、
神の罰なのか。

神を信じながらも、病人を看病し、原因の分からないまま死んでいったパヌルーに
カミュのブラックユーモアのようなものを感じます。

人は災厄に抗うべきである、そしてそれによって自分が生きていることを実感するというカミュの想いを表現しているようです。
神に支配される考え方は、人を救うことが出来ないと言っているようにも聞こえます。

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まとめ

神父の考え方もそれぞれですが、人を救えるのは人だけ、というリウーの考えをパヌルーは理解したからこそ
看病を手伝ったのではないでしょうか。
神父として神を信じることを否定出来ずに、治療を拒み、死因不明のまま死んでいったのかもしれないですね。

ひとつの理念や思想にとらわれ、少し可哀そうにも思いました。