エンゲージが「やばい」と言われる5つの理由｜年収の評判と真相を解説

転職活動で「エンゲージ（engage）」の利用を検討する中で、「年収が低い求人ばかりなのでは？」「もしかして、やばいサービス？」といった評判を目にして、不安に感じていませんか？

会員数1,000万人以上を誇る大規模な求人サービスでありながら、なぜネガティブな口コミが存在するのでしょうか。

この記事では、エンゲージに関する「年収」や「やばい」という評判の真相を徹底的に解剖します。サービスの仕組みから実際の求人内容、運営会社の実態までを客観的な視点で分析し、あなたが安心して利用できるのか、そしてどうすれば賢く活用できるのかを具体的に解説します。

登録してから後悔しないために、まずはこの記事でエンゲージの本当の姿を確かめてみてください。

エンゲージの基本情報とサービスの特徴

「エンゲージ」という名前は聞いたことがあるけれど、具体的にどのようなサービスなのか、よく知らない方も多いかもしれません。まずは、エンゲージの基本的な情報とサービスの特徴について理解を深めましょう。

エンゲージは、東証プライム市場に上場しているエン・ジャパン株式会社が運営する、採用支援プラットフォームです。企業が直接求人情報を掲載し、求職者と直接コミュニケーションを取ることができるのが大きな特徴です。

主な特徴は、以下の3つに集約されます。

• 国内最大級の求人数
  エンゲージには、常時1000万件以上とも言われる非常に多くの求人が掲載されています。大手企業から、地域に根差した中小企業、勢いのあるベンチャー企業まで、多種多様な求人に出会える可能性があります。
• 企業からのダイレクトスカウト
  あなたのプロフィール情報に興味を持った企業から、直接「会ってみたい」というスカウトメッセージ（DM）が届く機能があります。自分では探せなかった優良企業と出会うきっかけになることも少なくありません。
• 求職者は完全無料
  会員登録から求人検索、応募、スカウトの受信まで、求職者はすべての機能を完全に無料で利用できます。費用を気にすることなく、気軽に転職活動を始められるのは大きなメリットです。

エンゲージは、企業が採用コストを抑えながら直接求職者にアプローチできる場であり、求職者にとっては無料で多くの企業と出会えるチャンスがあるプラットフォームと言えます。

「エン転職」との違いは？サービスの立ち位置を比較

エンゲージの運営会社であるエン・ジャパンは、「エン転職」という有名な転職サイトも運営しています。この2つのサービスは名前が似ているため混同されがちですが、その役割は大きく異なります。

両者の違いを理解することで、あなたの転職スタイルに合ったサービスを選ぶことができます。

簡単に言うと、エンゲージは「企業の採用ホームページが集まった場所」のようなイメージです。手軽に多くの求人に触れたい、思わぬ企業からのスカウトを期待したい場合に適しています。

一方、エン転職は「プロが編集した求人情報誌」のようなもので、信頼性の高い情報の中からじっくりと応募先を選びたい場合に向いています。

エンゲージの「年収」を徹底解剖

エンゲージについて最も気になる評判の一つが「年収」に関するものではないでしょうか。「エンゲージの求人は年収が低い」という噂は本当なのでしょうか。

この疑問を解消するため、ここでは2つの視点からエンゲージの「年収」問題を分析します。

1. 論点1：エンゲージに掲載されている求人の年収実態
2. 論点2：サービスを運営する「エン・ジャパン」自体の年収

この2つの側面から見ることで、エンゲージの年収に関するイメージをより具体的に掴むことができるでしょう。

論点1：エンゲージ掲載求人の年収実態

エンゲージに掲載されている求人の年収は、結論から言うと「幅広い」というのが実態です。

エンゲージは無料で求人を掲載できるため、採用に大きなコストをかけられない中小企業やスタートアップ企業の利用が非常に多いのが特徴です。そのため、求人全体のボリュームゾーンとしては、年収300万円〜600万円のレンジが多く見られます。この点が「年収が低い」というイメージにつながっていると考えられます。

しかし、これはあくまでボリュームゾーンの話です。探してみると、高年収の求人も確実に存在します。

高年収求人の例

• ITエンジニア・Webディレクター: 年収600万円〜1,000万円
• 営業マネージャー・管理職候補: 年収700万円〜900万円
• コンサルタント・専門職: 年収800万円以上

年収アップを狙うための探し方のコツ

• キーワード検索を活用する: 「マネジメント」「プロジェクトリーダー」「SaaS」「DX」など、専門性や役職を示すキーワードで検索すると、高年収求人が見つかりやすくなります。
• スカウト機能を活用する: 魅力的なプロフィールを登録しておくことで、企業側から好条件のスカウトが届くことがあります。特に、非公開の好待遇ポジションはスカウト経由で声がかかるケースも少なくありません。

エンゲージの求人＝年収が低い、と一括りにするのではなく、探し方次第で高年収のチャンスもあると理解しておくことが重要です。

論点2：運営会社「エン・ジャパン」自体の年収

サービスの信頼性を測る一つの指標として、運営会社であるエン・ジャパン株式会社の給与水準も見てみましょう。親会社が安定した経営基盤を持っているかは、サービスを安心して利用する上での参考になります。

エン・ジャパン株式会社が公開している有価証券報告書によると、社員の平均年間給与は500万円台後半から600万円台前半で推移しています。

（出典：エン・ジャパン株式会社 有価証券報告書）

国税庁の「民間給与実態統計調査（令和4年分）」における日本の平均給与が458万円であることを考えると、エン・ジャパンの年収は国内平均を大きく上回る水準にあることがわかります。

また、同社は成果に応じたインセンティブ制度も導入しており、個人の実績次第ではさらに高い年収を目指せる環境です。

このことから、エンゲージはしっかりとした経営基盤と従業員への待遇を持つ企業によって運営されている、信頼性の高いサービスであると判断できます。

エンゲージは「やばい」と言われる5つの理由と真相

「エンゲージ やばい」と検索すると、いくつかのネガティブな評判が見つかります。しかし、その「やばい」という言葉の裏には、具体的な理由が存在します。

ここでは、利用者が感じるネガティブな評判から運営会社に関する噂まで、5つの理由を挙げ、その真相を客観的に解説します。さらに、ポジティブな意味で「やばい」と言われるメリットも併せてご紹介します。

【ネガティブな評判】やばいと言われる理由①：DMがしつこい・うざい

「DM（ダイレクトメッセージ）の数が多すぎて、しつこい・うざい」という口コミは、エンゲージの評判の中で最も多く見られるものです。

【真相】
この原因は、エンゲージが「企業が求職者に直接アプローチできる」仕組みにあります。多くの企業は採用ターゲットに合う可能性のある求職者に対して積極的にスカウトを送るため、結果として一人のユーザーに大量のDMが届く状況が生まれます。

これは、見方を変えれば「それだけ多くの企業から興味を持たれている証拠」とも言えます。しかし、興味のない企業からのDMが通知されると、確かに「うざい」と感じてしまうでしょう。この問題は、後述する通知設定の変更でコントロール可能です。

【ネガティブな評判】やばいと言われる理由②：希望と合わない求人が届く

「登録した希望条件と全く違う求人や、誰にでも送っているような内容のスカウトが届く」という不満もよく聞かれます。

【真相】
これには2つの原因が考えられます。

1. 企業側の問題: 企業が採用ターゲットを広めに設定し、多くの人に一斉送信しているケース。
2. 求職者側の問題: プロフィール情報が不足しており、企業があなたのスキルや希望を正確に判断できず、マッチングの精度が下がっているケース。

特に後者の場合、職務経歴や希望条件、活かせるスキルなどを詳細に記入することで、ミスマッチなスカウトは減少し、より質の高い、あなたに合ったスカウトが届く可能性が高まります。

【ネガティブな評判】やばいと言われる理由③：ブラック企業の求人が紛れている可能性

「無料で求人掲載できる分、審査が甘く、ブラック企業が紛れ込んでいるのではないか」という懸念です。

【真相】
この可能性はゼロとは言い切れません。有料で厳しい審査基準を設けている大手転職サイトと比較すると、無料で掲載できるエンゲージは、相対的に掲載のハードルが低いのは事実です。

ただし、エン・ジャパンも利用規約を設けており、不適切な求人や法令に違反するような求人に対しては、監視・排除の措置を行っています。とはいえ、最終的には求職者自身が求人情報を見極める力を持つことが重要になります。企業の評判を口コミサイトで調べたり、面接で労働環境について質問したりするなど、自己防衛の意識を持つことが大切です。

【ネガティブな評判】やばいと言われる理由④：応募しても返信がない

「勇気を出して応募したのに、企業から全く連絡がこないまま放置される」という経験も、「やばい」と言われる一因です。

【真相】
これはエンゲージ特有の問題ではなく、転職活動全般で起こりうる課題です。人気企業には応募が殺到し、すべての応募者に返信できないケースや、中小企業で採用担当者が多忙を極め、対応が追いつかないケースなどが考えられます。

企業側の採用体制に依存する問題であるため、求職者側としては「返信が来ないこともある」と割り切り、1つの応募結果に一喜一憂せず、複数の企業へ並行して応募を進める戦略が有効です。

【運営会社の評判】やばいと言われる理由⑤：エン・ジャパンが激務という噂

サービスの利用者ではなく、運営会社であるエン・ジャパン自体が「激務でやばい」という評判も存在します。

【真相】
人材業界は、目標達成へのプレッシャーが強く、成長意欲の高い社員が多いことから、他業種に比べて仕事へのコミットメントが高い傾向があります。この社風が一部で「激務」と捉えられている可能性があります。

しかし、近年エン・ジャパンは働き方改革に力を入れており、フレックスタイム制の導入や残業時間の削減などを進めています。これはサービス自体の品質に直接関係するわけではありませんが、企業の体質を知る上での参考情報となります。

【ポジティブな評判】良い意味で「やばい」3つのメリット

ネガティブな側面ばかりではありません。エンゲージには、他のサービスにはない「良い意味でやばい」と言える強力なメリットがあります。

1. 求人数の多さがやばい
   エンゲージは、大手転職サイトでは見つからないようなニッチな企業や、地元の優良中小企業の求人が豊富です。この圧倒的な情報量が、思わぬキャリアの選択肢を広げてくれます。
2. 完全無料で使えるコスパがやばい
   これだけの求人数とスカウト機能を、一切費用をかけずに利用できるのは、求職者にとって最大のメリットです。転職活動の初期段階で、情報収集のために登録するだけでも価値があります。
3. 思わぬ企業からスカウトが届くのがやばい
   自分では探し出せなかったであろう企業から、自分の経歴を評価されて直接スカウトが届く体験は、転職活動のモチベーションを高めてくれます。中には、好条件の非公開求人のスカウトが届くこともあります。

これらのメリットを理解すると、エンゲージが多くの転職者に選ばれている理由が見えてきます。

「やばい」求人を回避！エンゲージの賢い活用ガイド

エンゲージのメリットとデメリットを理解した上で、次はその特徴を最大限に活かし、リスクを最小限に抑えるための具体的な活用法をご紹介します。以下の4つのステップを実践することで、エンゲージを「やばい」ほど便利な転職ツールに変えることができます。

STEP1：危険な求人（ブラック企業）を見抜くチェックポイント

質の低い求人やブラック企業を避けるためには、求人票から危険なサインを読み取るスキルが不可欠です。以下の点に注意して求人情報をチェックしましょう。

• 給与が不自然に高い・曖昧: 「月給40万円以上可！」などと高給をアピールしつつ、「※固定残業代〇〇時間分を含む」の記載が小さい、基本給が不明瞭な場合は要注意です。
• 仕事内容が抽象的すぎる: 「夢を追いかける仕事」「感動を創造する」など、具体的に何をするのか分からない求人は、実態が伴っていない可能性があります。
• 年間休日が極端に少ない: 年間休日105日は、完全週休2日制の場合の最低ラインです。これを下回る場合は、労働環境が厳しい可能性があります。一般的には120日以上が目安とされています。
• 「未経験歓迎」を強調しすぎる: ポジションに対してスキルが不要すぎる、誰でもできるような業務内容である可能性があります。
• 常に求人募集を出している: 企業の口コミサイトなどで、同じポジションの求人が長期間掲載され続けていないか確認しましょう。離職率が高いサインかもしれません。

これらのチェックポイントに加え、企業の公式サイトや口コミサイトを併用して、多角的に情報を集めることが自己防衛につながります。

STEP2：大量のDMを制御する通知設定と優良スカウトの見分け方

「DMがしつこい」問題は、簡単な設定で解決できます。

【通知設定の変更方法】
エンゲージのマイページにログイン後、「各種設定」→「メール配信設定」から、新着求人や企業からのメッセージに関するメール通知を個別にオン・オフできます。不要な通知はオフにして、ストレスなく利用しましょう。

【優良スカウトの見分け方】
大量のDMの中から、有望なスカウトを見分けるコツは以下の通りです。

• あなたの経歴に具体的に触れているか: 「〇〇の経験を拝見し、弊社の△△というポジションでご活躍いただけると感じました」など、定型文ではない、パーソナライズされたメッセージは本気度が高い証拠です。
• 企業の採用担当者名が記載されているか: 誰が送っているのか分かるメッセージは信頼性が高いと言えます。
• 具体的なポジションや業務内容が書かれているか: 「まずは面談で」だけでなく、どのような役割を期待しているのかが明記されているスカウトは有望です。

STEP3：企業から声がかかる効果的なプロフィールの書き方

希望に合った質の高いスカウトを受け取るためには、プロフィール欄の充実が最も重要です。以下の3つの要素を意識して、具体的に記述しましょう。

1. これまでの経験（What）: どのような業界で、どのような業務を、どのくらいの期間担当してきたのかを具体的に書きます。数字（実績、規模など）を入れると説得力が増します。
2. 活かせるスキル（How）: 経験を通じて得たスキル（例：法人営業、マネジメント、Webマーケティング、Python、TOEIC〇〇点など）を箇条書きで分かりやすくまとめます。企業が検索で使いそうなキーワードを意識的に盛り込むのがコツです。
3. 今後のキャリアプラン（Why）: これまでの経験やスキルを活かして、今後どのようなキャリアを築きたいのかを記述します。これにより、企業はあなたに合ったポジションを提案しやすくなります。

職務経歴書をそのままコピー＆ペーストするのではなく、Web上で見やすいように要点をまとめて記述することが、採用担当者の目に留まるポイントです。

STEP4：他の転職サービスとの併用でリスクを分散する戦略

転職活動の成功率を高めるためには、エンゲージだけに依存せず、複数のサービスを併用することが賢明です。それぞれのサービスの特徴を活かしたポートフォリオを組みましょう。

• エンゲージ: 「待ち」のスタイルで幅広く求人情報を収集し、思わぬ企業からのスカウトを待つ。
• 転職エージェント（リクルートエージェント、dodaなど）: 「攻め」のスタイルでキャリアアドバイザーに相談し、非公開求人の紹介や選考対策のサポートを受ける。
• 大手転職サイト（リクナビNEXTなど）: エンゲージとは異なる層の企業求人を確認し、応募の選択肢を広げる。

このように目的別にサービスを使い分けることで、情報の偏りをなくし、多角的な視点で転職活動を進めることができます。

エンゲージに関するよくある質問（Q&A）

最後に、エンゲージの利用を検討する上で気になる細かい疑問点について、Q&A形式でお答えします。

Q1. エンゲージの利用料金は本当に無料ですか？

はい、求職者の利用は完全に無料です。
会員登録、求人検索、応募、企業とのメッセージのやり取り、スカウトの受信など、すべての機能を一切費用を支払うことなく利用できます。エンゲージは、求人を掲載する企業側から料金を受け取るビジネスモデルで運営されています。

Q2. 退会や登録情報削除の方法は簡単ですか？

はい、簡単に手続きできます。
エンゲージのサイトまたはアプリにログイン後、「各種設定」メニュー内にある「退会」から手続きを進めることができます。いつでも利用を停止できるため、安心して登録できます。

Q3. 個人情報の管理は安全ですか？

はい、安全性は高いと考えられます。
運営会社であるエン・ジャパン株式会社は、個人情報を適切に取り扱っている事業者の証である「プライバシーマーク」を取得しています。国の定めた厳格な基準に則って個人情報が管理されているため、セキュリティ面での信頼性は高いと言えるでしょう。

Q4. 応募後の流れはどうなっていますか？

応募後の基本的な流れは以下の通りです。

1. 応募: エンゲージ上で気になる求人に応募します。
2. 書類選考: 企業があなたのプロフィール情報をもとに選考します。
3. メッセージ交換: 書類選考に通過すると、エンゲージ上のメッセージ機能を通じて企業から連絡が来ます。面接日程の調整などを行います。（※企業によっては、直接メールや電話で連絡が来る場合もあります）
4. 面接: 指定された方法で面接を受けます。
5. 内定: 面接に通過すると、内定の連絡があります。

企業と直接やり取りをする形になるため、スピーディーに選考が進むこともあります。

まとめ：エンゲージは特徴を理解すれば「やばい」ほど便利な転職ツール

この記事では、エンゲージの「年収」や「やばい」という評判の真相について、多角的に解説してきました。

結論として、エンゲージは以下のような特徴を持つサービスです。

• デメリット: DMが多い、希望と合わない求人が届くことがある、求人の質にバラつきがあるといった側面は確かに存在する。
• メリット: これらを上回るほどの圧倒的な求人数、完全無料の利便性、思わぬ優良企業からスカウトが届く可能性を秘めている。

つまり、「年収が低い」「やばい」といった評判は、サービスの特性の一面を切り取ったものであり、使い方次第で評価が大きく変わるサービスだと言えます。

▼エンゲージの利用がおすすめな人

• 転職活動を始めたばかりで、まずは幅広く求人を見てみたい人
• 無料で気軽に転職活動をスタートしたい人
• 自分では探せない企業からのスカウトに期待したい人
• 他の転職エージェントやサイトと併用して、選択肢を増やしたい人

▼エンゲージの利用がおすすめでない人

• 手厚いサポートを受けながら転職活動を進めたい人（→転職エージェントがおすすめ）
• 質の高い求人のみをじっくり検討したい人（→エン転職などがおすすめ）
• 大量のDMを受け取るのがストレスに感じる人

エンゲージは、その特性を正しく理解し、本記事で紹介した「賢い活用ガイド」を実践すれば、あなたの転職活動を力強くサポートする「やばい」ほど便利なツールになります。まずは無料で登録し、どのような求人があるのか、どんなスカウトが届くのかを実際に体験してみてはいかがでしょうか。