トイレ用洗剤は何を選べばいいかで迷っていませんか?
トイレは清潔を保つためにこまめに掃除したい場所ですが、洗剤の選び方によっては時短や手間を軽減することにつながる場合があります。
また、ふち裏など手が届きにくい場所に固着した落としにくい汚れは、汚れの原因に合わせた洗剤で掃除をすると比較的落としやすくなります。
そこで今回は、トイレ用洗剤の種類や選び方、おすすめのトイレ洗剤をご紹介したいと思います。
- トイレ用洗剤の種類と選び方
- トイレ用洗剤のおすすめ20種類を紹介
- 【中性】トイレマジックリン 消臭・洗浄スプレー
- 【中性】消臭ストロング トイレマジックリン トイレ用洗剤
- 【中性】洗浄力 もこ泡わトイレクリーナー
- 【中性】激落ちくん トイレ クリーナー 泡スプレー
- 【酸性】大日本除虫菊 サンポール
- 【酸性】尿石除去剤 業務用 デオライト-L
- 【酸性】ライオン トイレのルック
- 【酸性】茂木和哉 「 トイレ 尿石落とし ジェル 」
- 【弱酸性】らくハピ ねらってバブルーン トイレノズル
- 【弱酸性】ecostore(エコストア) トイレクリーナー
- 【アルカリ性】スクラビングバブル 超強力トイレクリーナー
- 【アルカリ性】ドメスト 除菌クリーナー トイレ用
- 【アルカリ性】花王 除菌洗浄トイレハイター
- 【弱アルカリ性】重曹
- スクラビングバブル 流せるトイレブラシ
- スクラビングバブル トイレスタンプ
- 小林製薬 トイレ洗浄中
- ピクス デカ盛り泡のトイレクリーナー
- 小林製薬 液体ブルーレット 除菌EX
- 木村石鹼 トイレタンク洗浄剤
- トイレ用洗剤を使って『尿石』『黒ずみ』などのガンコな汚れを効果的に落とす方法とは?
- トイレ用洗剤のおすすめ20選まとめ
トイレ用洗剤の種類と選び方
トイレ用洗剤は、現在ではさまざまなメーカーが非常に豊富な種類を取り扱っています。
そのため、自分で洗剤を選んで購入する場合は、まずどんな種類の洗剤があって、どんな目的での使用が適しているのかをチェックしてみることが大切です。
ここでは、トイレ用洗剤の種類と選び方についてご紹介したいと思います。
トイレ用洗剤の種類とは?液体・スプレーなど各タイプの特徴を紹介
トイレ用洗剤の種類を『洗剤のタイプ』で分けた場合、おもに下記のような種類があります。
- 液体
- スプレー
- スタンプ
- 設置・投入
ここでは、上記4種類のトイレ用洗剤の特徴についてご説明したいと思います。
洗剤の種類と特徴について解説
種類 | 特徴 |
---|---|
液体 |
一般的なタイプの洗剤。汚れや気になる部分に直接洗剤をかけて、ブラシなどで汚れを落とす。 または、雑巾やトイレシートに含ませて拭き掃除をする、といった使い方もできる。 ふち裏など垂直な部分・入り組んだ部分の掃除をしたいときは、どろっとしていて比較的流れにくいタイプがおすすめ。 |
スプレー |
液体洗剤をスプレー状にして噴射するタイプ。洗剤を広範囲にかけやすい。 また、スプレーを細かい泡状にして噴射できるタイプもあり、『下に流れにくく、ふち裏などの汚れにもとどまりやすい』特長がある。 |
スタンプ |
便器に洗浄成分入りのスタンプをつけておくと、流すときに少しずつスタンプの洗浄成分が流れて便器を洗浄・汚れを防ぐ。 香料入りの洗剤は、水を流さないときでも芳香成分が発生することで便器の中の臭いを抑える効果が期待できる。 |
設置タイプ・投入タイプ |
手洗い場の排水口に設置したり、タンクや便器の底の水に入れて使うタイプのトイレ用洗剤。 設置や投入を行った後は放置してから流すだけで完了、といった手軽さが利点。 |
『汚れをしっかり落としたいときは液体・スプレータイプ』、『汚れの付着を防止してきれいなトイレを保ちたいときはスタンプ・設置タイプ』など、用途や目的によって洗剤のタイプを使い分けるとより効果的です。
トイレ用洗剤を『液性』で選ぶ
トイレ用洗剤をはじめとする各種洗剤には、中性・酸性といった『液性』があります。
洗剤に含まれる界面活性剤などの効果で、どの洗剤でもある程度の汚れを落とせる可能性はありますが、こびりついていたり時間が経った汚れなどは『汚れの種類に合わせて洗剤を選ぶ』と落としやすくなります。
液体・スプレーなど洗剤のタイプに関係なくどの洗剤にも必ず表記されているので、購入時に製品ラベルから確認しておくといいでしょう。
液性 | 特徴や性質 |
---|---|
中性 |
ふだんのトイレ掃除や、洗剤の刺激が苦手な人向け。 尿はねや軽い黒ずみなどあまり時間が経っていない汚れなら、中性洗剤でも十分落とせる。 また、プラスチックやガラスなど便器(陶器)以外にも使える種類が多い。 |
酸性(弱酸性) |
トイレのガンコな汚れに多い『尿石』『黄ばみ汚れ』を落とすのに効果的。また、水垢掃除にも適している。 塩素系の洗剤と同時に使わない。 |
アルカリ性(弱アルカリ性) |
『便器の水たまり周辺の黒い汚れ』など、カビが原因の黒ずみを落とすのに効果的。 また、除菌効果も含まれるため『臭い防止』目的で使用する方法もおすすめ。 一部のアルカリ性洗剤には『塩素』が含まれることがあるが、その場合は酸性の洗剤と同時に使わない。 |
最近はオキシクリーンなど『酸素系洗剤』の人気も高まっていますが、酸素系洗剤は『トイレ用』『洗濯用』など用途によって液性が異なる場合があります。
トイレ用の酸素系洗剤は尿石などの汚れを落としやすいように『弱酸性』が多くなっていますが、種類によっては中性・アルカリ性の製品もあるので、ラベルの内容を確認して目的に合った液性の洗剤を選びましょう。
酸性洗剤・塩素入りのアルカリ性洗剤を使用するときの注意点
酸性・アルカリ性洗剤は刺激が強いものが多いため、使用時は必ずマスクやゴム手袋を着用し、窓を開けたり換気扇を回して換気を行いましょう。
また、酸性洗剤と塩素系洗剤を同時に使用すると、洗剤の成分が反応して有害なガスを発生させるおそれがあります。
安全のために、複数の洗剤を混ぜたり同時に使用することは避け、異なる種類の洗剤を使うときは充分に時間をあけてから行いましょう。
トイレ用洗剤のおすすめ20種類を紹介
トイレ用洗剤はドラッグストアやホームセンターなどで購入できますが、種類が多いとどれを選べばいいのか迷ってしまうかもしれません。
また、ほしい製品の在庫がないときは、ネットで注文して取り寄せる方法もあります。
ここではおすすめのトイレ用洗剤を、下記の4タイプに分けて20種類ご紹介したいと思います。
【中性】トイレマジックリン 消臭・洗浄スプレー
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
スプレータイプのトイレ用洗剤です。
中性で刺激が少ないので、ふだんのトイレ掃除なら、これ1本あれば便器・便座・床などトイレのほとんどの場所に対応可能です。
噴射口のカバーを開けるとより広範囲にスプレーがかけられるので『トイレの使用前に便器にスプレーしておいて、便器に汚れが付着するのを防ぐ』といった使い方もできます。
【中性】消臭ストロング トイレマジックリン トイレ用洗剤
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
『トイレマジックリン』シリーズは種類が豊富で、『消臭効果』や『芳香成分』をプラスしたものなどもあり、用途に合わせて選びやすくなっています。
こちらは『消臭効果』をプラスしたタイプで、尿はねなどによるトイレの悪臭を除菌・消臭し、臭いの発生を防止します。
また、トイレの使用後に便器に向かって散布し、消臭スプレーとして使うこともできます(空間にはスプレーしない)。
【中性】洗浄力 もこ泡わトイレクリーナー
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
スプレーを噴射すると、濃密なモコモコの泡が出てふち裏など便器の隅の方まで広がっていきます。
きめ細かな泡状のスプレーが便器に長くとどまることで、汚れに洗剤をしっかりと浸透させる効果が期待できます。
『便器のふちに沿ってスプレーしてから、放置して流す』と、便器の中にも洗剤が行き渡るので、掃除のときにブラシを用意しなくてもいい手軽さもメリットの一つです。
【中性】激落ちくん トイレ クリーナー 泡スプレー
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
スポンジやセスキ水などで有名な『激落ちくん』シリーズのトイレ用洗剤です。
泡タイプのスプレーは便器や床など広範囲の掃除に適しており、除菌・消臭効果で臭いの発生も効果的に防止します。
激落ちくんシリーズは『キッチン用』『バス用』などがあり、それぞれシンプルなデザインのボトルで統一されているので、ほかの場所の洗剤とセットで揃えるのもおすすめです。
【酸性】大日本除虫菊 サンポール
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
トイレ用洗剤のロングセラー商品として有名なサンポールは『酸性洗剤』で、尿石や黄ばみ汚れを落とすのに適しています。
洗剤の液体は比較的サラサラとしていて流れやすいため、ふち裏など入り組んだ場所に浸透させたいときは『トイレットペーパーを敷いたり詰めたところに洗剤を十分かける』などの方法を試してみましょう。
【酸性】尿石除去剤 業務用 デオライト-L
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
『尿石除去剤』とは、おもに尿石汚れを落とす目的で使う洗剤のことです。
この製品は『業務用』で、内容量が多いだけではなく洗剤自体の洗浄力も比較的強いものになっています。
強力なぶん取り扱いには十分注意する必要がありますが、ガンコな尿石など落としにくい汚れがあるときは業務用の本格的な洗剤を使うことを検討してみてもいいかもしれません。
【酸性】ライオン トイレのルック
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
液体タイプのトイレ用洗剤ですが、ドロっとしていて粘性があるのでふち裏掃除でも使いやすくなっています。
酸性の洗剤に『除菌効果』がプラスされていて、尿石や水垢汚れを落とすだけではなく『菌による悪臭・カビの発生』の抑制にも効果的です。
【酸性】茂木和哉 「 トイレ 尿石落とし ジェル 」
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
TVやネットで有名な洗剤のエキスパート『茂木和哉』が開発した、『尿石落とし』に特化したトイレ用洗剤です。
ジェル状の洗浄剤は流れにくく、容器はコンパクトなチューブタイプなのでふち裏のような奥まった場所にも塗りこみやすくなっています。
【弱酸性】らくハピ ねらってバブルーン トイレノズル
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
細長いノズルから泡状の洗浄剤を噴射して使う、スプレータイプのトイレ用洗剤です。液性は『弱酸性』で、尿石や水垢汚れの掃除に適しています。
細いノズルは便器のふち裏やウォシュレットのノズルなど細かい部分へより正確に洗剤をかけるのに向いています。
また、ノズルを外して広範囲に噴射したり、逆さスプレーも可能なので、これ1本でトイレのさまざまな部分を幅広く掃除できます。
【弱酸性】ecostore(エコストア) トイレクリーナー
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
自然由来の素材を使用しているなどナチュラルクリーニングの印象が目立ちますが、洗剤にはクエン酸が含まれており尿石落としなど本格的なトイレ掃除にも問題なく使うことができます。
洗剤はユーカリの香りで、トイレ洗剤特有のにおいが苦手な人にもおすすめです。
洗剤ボトルは白を基調としたシンプルなデザインで、インテリアにこだわったトイレにもなじみやすい見た目になっています。
【アルカリ性】スクラビングバブル 超強力トイレクリーナー
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
Amazon『トイレ洗剤』部門の売れ筋ランキング1位(2021年8月時点)の、アルカリ性液体洗剤です。
液体は粘性の高いジェル状で、ふち裏にかけても流れにくく汚れを密着させやすい利点があります。
洗剤をかけた場所は2~3分放置してこすらずに流すだけでいいので、ブラシを使わずにトイレ掃除ができる点も魅力的です。
【アルカリ性】ドメスト 除菌クリーナー トイレ用
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
除菌効果の高い、塩素系の液体洗剤です。便器以外では、タイルや鏡なども使用用途に含まれています。
汚れ、悪臭、ヌメリなどトイレの各種汚れは『菌』が原因のため、洗剤で除菌・殺菌をすることで汚れを落として臭いの発生を抑える効果が期待できます。
水酸化ナトリウム、次亜塩素酸など刺激が強い成分が入っているため、使用時は必ずマスクやゴム手袋を着用し、換気を行いましょう。
【アルカリ性】花王 除菌洗浄トイレハイター
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
塩素を含むアルカリ性のトイレ用洗剤です。酸性タイプと併用はできないので注意しましょう。
ハイターは緑色のボトルが有名ですが、こちらの白いボトルは液体がジェル状になっていてふち裏などの汚れにも密着させやすいことが特徴です。
塩素の除菌効果は、トイレの黒ずみ・黄ばみ・臭いなどのおもな汚れを落とすのに効果的です。
【弱アルカリ性】重曹
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
重曹は自然由来の製品で刺激が少なく、子供やペットがいる場合でも使用しやすい利点があります。
油汚れの掃除や料理などキッチンで使うイメージがあるかもしれませんが、『弱アルカリ性』のためトイレの黒カビ落としなどにも使うことができます。
また、クエン酸やお酢と混ぜると発泡する(炭酸の泡で無害)性質を利用して、汚れを浮かせて落とす掃除方法もあります。
スクラビングバブル 流せるトイレブラシ
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
不織布のブラシに洗剤が付いており、洗剤をかけずに掃除が可能な『使い捨てトイレブラシ』です。
本体ハンドルにブラシを取り付けて掃除し、使用後はワンタッチボタンでブラシだけを外すことができます。
ブラシの先端を洗う必要がなく、使用済みのブラシは手に触れずそのままトイレに流すことができるので衛生的です。
スクラビングバブル トイレスタンプ
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
便器に洗浄剤入りのスタンプを付けて使う、スタンプタイプのトイレ用洗剤です。
水を流すとスタンプの洗浄成分も一緒に流れて、便器の中の汚れを防いだり、スタンプの香料が広がって臭いの発生を抑えます。
スタンプは水を流すたびに小さくなっていくので取り外しや交換の必要はありません。なくなりそうになったら、新しくスタンプを追加するだけでOKです。
小林製薬 トイレ洗浄中
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
トイレの水たまり奥や排水管の洗浄に使う、タブレット型のトイレ用洗剤です。
便器の水たまり部分に入れると洗浄剤が発泡して、ブラシが届かない排水管部分を洗浄してくれます。
使い方は『水たまり部分に入れて2時間以上放置してから流す』だけなので、お出かけ前や就寝前などに入れておく方法がおすすめです。
ピクス デカ盛り泡のトイレクリーナー
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
『入れるだけ』タイプのトイレ用洗剤です。酸性・塩素系両方と併用ができない点に注意しましょう。
洗剤の粉末をトイレの水たまり部分に入れると発泡し、便器全体に洗浄成分の泡が行き渡ります。
放置時間は『30分~1時間』となっていますが、換気を行っていれば一晩や長時間放置しても問題ありません。
小林製薬 液体ブルーレット 除菌EX
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
手洗い場に置いて使うタイプのトイレ消臭剤です。設置すると、少しずつ洗浄成分が手洗い場の排水口へ流れてタンクの中にたまっていきます。
タンクに洗浄成分を追加することでトイレを流すときの水に除菌効果が発生し、便器内のカビ菌や臭い菌の発生を抑えます。
ただし、タンクレストイレなど手洗い器がついていないトイレには使用できないので注意しましょう。
木村石鹼 トイレタンク洗浄剤
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
タンク内の水垢やカビを洗浄する目的で使う『酸素系洗剤・弱アルカリ性』のトイレ用洗剤です。
タンクに入れるタイプはタブレット型が多いですが、この製品は粉末状のため『手洗い場の排水口から洗浄剤を投入する』ことができます。
手洗い付きトイレの場合はタンクのふたを開ける必要がなく、重いふたを持ち上げる手間を省いてより簡単にトイレタンクの掃除を行えます。
トイレ用洗剤を使って『尿石』『黒ずみ』などのガンコな汚れを効果的に落とす方法とは?
トイレの落としにくい汚れを掃除するときは、『汚れに合った種類・液性の洗剤を選ぶ』ことと同時に、効果的な掃除のやり方をチェックすることも大切です。
トイレ掃除の詳しいやり方については下記のページでご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
トイレの落としにくい汚れは洗剤を使って『繰り返し掃除』が重要
尿石や水垢汚れは時間が経つと固まって落としにくく、汚れに適した『酸性洗剤』を使ってもスッキリと落とすのが難しい場合があります。
時間が経った汚れが落ちないのは『蓄積・固着』していることが原因のケースが多いため、『繰り返し掃除をして、少しずつ汚れをやわらかく分解していく』ことが重要です。
1回の掃除では落ちなかった場合でも、あきらめずに掃除を続けることで少しずつ落とせる可能性があるので、根気よく続けてみましょう。
トイレ用洗剤のおすすめ20選まとめ
今回は、トイレ用洗剤のおすすめをご紹介させていただきました。
トイレ用洗剤には液体・泡など洗剤のタイプや、中性・酸性などの液性で種類が異なります。
どの洗剤が適しているかは汚れの種類・用途や目的によって異なるので、今回ご紹介した内容も参考にしながら自分に合ったものを選んでみましょう。