【浄水器おすすめ15選】蛇口 据え置き ポット コスパ 安い

浄水器のおすすめ15選!コスパがいいものも

自宅できれい・安全な水を使うための浄水器をお探しではありませんか?

浄水器は蛇口や水道管に設置するタイプがよく知られていますが、最近では据え置き型やポット型など使用シーンに合わせてさまざまな種類を使い分けられるようになっています。

浄水器を自分で購入する場合は、料理や入浴などの目的や、コスパ・デザインなど重視するポイントに合わせて選ぶことが大切です。

そこで今回は、浄水器の種類や選び方、おすすめの浄水器についてご紹介したいと思います。

浄水器は『水道水の不純物を取り除く』ための道具

日本の水道水はそのまま安全に飲めるよう整備されていますが、『残留塩素』などに代表されるように、不純物が完全に取り除かれているというわけではありません。

水道水の残留物は体内に入っても問題ないレベルに抑えられていますが、『水道水のにおいや味が苦手』『ペットの水や赤ちゃんのミルクに使う』など、よりクリーンで安心できる水を使いたいときは、浄水器で不純物を取り除くと効果的です。

浄水器と整水器はどう違う?

浄水器と整水器はどう違う?

浄水器とよく似た道具に『整水器』というものがありますが、浄水器と整水器では『水を生成する機能』に違いがあります。

整水器は、浄水器と同様に水道水の不純物をろ過するだけではなく、ろ過した水道水をさらに電気分解し、『電解水素水』を生成する機能が搭載されています。

また、機種によっては酸性水や、ミネラル類を多く抽出した水などを生成できるものもあります。

浄水器とウォーターサーバーはどう違う?

浄水器とウォーターサーバーはどう違う?

不純物を除去した水をご家庭でいつでも使える道具では『ウォーターサーバー』も人気ですが、浄水器とウォーターサーバーではたとえば下記のような違いがあります。

  • 【浄水器がおすすめのケース】
  • コストを抑えたい
  • 自分で簡単に設置したい
  • 設置スペースがあまりとれない

  • 【ウォーターサーバーがおすすめのケース】
  • ミネラルウォーターとRO水(ミネラル成分も含まない純水に近い水)を使い分けたい
  • 冷水・温水の両方を使いたい
  • 見た目にこだわりたい

それぞれコストや用途が異なるので、自分に合ったほうを選んでみましょう。

ウォーターサーバーのおすすめは下記のページでご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

>>>ウォーターサーバーおすすめ16選

浄水器の種類・選び方を紹介!設置方法・機能の違いなどを解説

浄水器の種類・選び方を紹介!設置方法・機能の違いなどを解説

浄水器の種類は『取り付け方』で分けられることが多くなっており、おもな種類では下記の5つがあります。

  • 蛇口直結型
  • 据え置き型
  • ポット型(浄水ポット)
  • ビルトイン型(アンダーシンク型)
  • セントラル型

どの種類を選べばいいかは、浄水器を利用する用途や目的によって異なりますので、自分で購入する場合はこれからご紹介する内容を参考にしてみてください。

ここでは、浄水器の種類や選び方についてご紹介したいと思います。

設置しやすい・コスパがいい『蛇口直結型』の浄水器

設置しやすい・コスパがいい『蛇口直結型』の浄水器

蛇口直結型は、蛇口の先端にフィルターを取り付けて水道水をろ過するタイプの浄水器です。

設置方法は『蛇口の先端(吐水口)に取り付けるだけ』なので、手軽に浄水器を使い始めたい人にもぴったりの種類です。

また、コンパクトな本体で省スペースのため、置き場所を確保しにくいキッチンでも使いやすい利点があります。

本体は安いものでは3,000円程度から購入でき、メンテナンスは基本的な洗浄とカートリッジを定期交換するだけなのでランニングコストも低めと、全体的にコストパフォーマンスにすぐれています。

蛇口直結型の浄水器を設置するときは『蛇口のサイズ・形状』をチェック

蛇口直結型の浄水器を設置できる条件は、『蛇口の種類や大きさが浄水器に適用できるものであること』です。

購入したい機種があるときは、あらかじめ設置したい蛇口に取り付け可能な種類かどうかをしっかり確認しておきましょう。

たくさん浄水を出せて浄水性能も高い『据え置き型』の浄水器

たくさん浄水を出せて浄水性能も高い『据え置き型』の浄水器

据え置き型は、シンクの上などに設置するタイプの浄水器です。浄水器本体の蛇口から水を出すタイプと、既存の蛇口を利用するタイプがあります。

本体サイズは少し大きめで場所は取りますが、そのぶんカートリッジも大きく浄水機能が良いものが多いことがメリットの1つです。

浄水の機能設定をボタンで切り替えられる『電動式』の機種が多いですが、電源はコンセントを使用する種類がほとんどなので、『大きさ・コンセント口』の確保と置き場所をよく考えてから機種を選ぶことをおすすめします。

また、一部の据え置き型浄水器は水素水やミネラルを増やした水を生成できる『整水器』タイプの機種も販売されています。

コンパクトで手軽・コストを抑えやすい『浄水ポット』

コンパクトで手軽・コストを抑えやすい『浄水ポット』

浄水ポットとは、ポットまたはピッチャーの形をした、手持ちで注げるタイプの浄水器です。

ポットに水道水を入れると、上部のフィルターでろ過された水が下のポットにたまる仕組みになっています。フィルターは2~3ヶ月を目安に交換しましょう。

ろ過した水はそのまま注ぎ口から注ぐことができるので、飲み水としての利用が多い人におすすめです。

蛇口に取り付ける手間が必要なく、コンパクトで持ち運びもしやすいため、ろ過した水を冷蔵庫のドアポケットで保管したり、キャンプなどアウトドアに持って行って使うこともできます。

ポット型浄水器は初期費用・ランニングコストが安めでコスパがよい

ポット型浄水器は安いものだと1,000円~3,000円前後で購入でき、お試しで浄水器を使ってみたい人にもおすすめできます。

交換用カートリッジも1個1,000円~3,000円で購入できるためコスパも良いですが、交換頻度は比較的多い点に注意しましょう。

また、ポット型はフィルターを正常に機能させるために『最初の数回は浄水した水を捨てて入れ替える』作業が必要になる種類が多くなっています。

キッチンの見た目にこだわりたい人にもおすすめ『ビルトイン型』の浄水器

キッチンの見た目にこだわりたい人にもおすすめ『ビルトイン型』の浄水器

ビルトイン型は、キッチンの水道管(給水管)に取り付けるタイプの浄水器です。

『アンダーシンク型』ともいわれ、浄水器本体はシンク下の水道管に設置されるためキッチンの見た目を損なわないという利点があります。

ビルトイン型というとキッチンを設計・建築するときしか設置できないイメージを持つかもしれませんが、給水管の規格(サイズ)が合っていれば後付けが可能です。

ビルトイン型は本体と専用の蛇口がセットになっていることが多い

ビルトイン型の浄水器は、基本的に『専用の蛇口(水栓)とセットで使用する』ものと考えておいた方がいいでしょう。

設置・使用するには、既存のキッチン蛇口を取り外して交換する作業が必要になります。

蛇口交換の費用やDIYで交換する手順については、下記のページでご紹介しております。

>>>キッチンの蛇口交換を自分でやる方法【図解】

建物の水道を丸ごとキレイにする『セントラル型』の浄水器

セントラル型の浄水器は、『水道管の元栓』に設置して使用するタイプです。

元栓にフィルターを取り付けるため、浄水器を1つ設置するだけで建物全体の水道をろ過できるようになります。ただし、そのぶん本体価格は『数十万円』とかなり高額になることがほとんどです。

また、セントラル型は個人での設置は難しいため、基本的に水道工事の専門業者に依頼して取り付ける形になります。

キッチン・お風呂・洗面所など浄水を使いたい場所が多いときは、セントラル型の設置を検討してみてもいいかもしれません。

浄水器を『ろ過方法・ろ過流量』で選ぶ

浄水器は、種類・機種によって水道水をろ過する方法・ろ過に使うフィルターの種類などに違いがあります。

『どんな性質の水を使いたいか』という希望が明確になっているときは、下記の表をチェックして目的に合ったろ過方法の浄水器を選びましょう。

ろ過方法 特徴
ろ過膜式

化学繊維や活性炭フィルターなどの『中空糸膜』で不純物をキャッチする一般的なタイプ。マグネシウム・カリウムなどのミネラル成分がそのまま残る

逆浸透膜式(RO膜式)

中空糸膜よりも細かいフィルターでろ過をするタイプ。不純物の除去率が高く、『純水』に近い水を生成するのに効果的。放射性物質を除去することも確認されている。

ただし、ミネラル成分も除去されてしまう点に注意

イオン交換樹脂

水道水に含まれる有害なイオン系物質を樹脂の表面に吸着させてから、無害なイオンに交換して放出させる。

セシウムなどの放射性物質を除去する効果も期待できるが、有機物や細菌などの有害物質は除去できないため、基本的にほかのフィルターと組み合わせて使用される

セラミック

天然由来成分から作るセラミックを使用したフィルター。浄水機能はろ過膜式とあまり変わらないが、ろ過膜式より価格帯が上がりやすい。

ただし、化学物質が浄水に溶けださない利点がある

浄水をたくさん使いたいときは『ろ過流量』を確認

浄水器のろ過流量とは、『1分間にろ過できる(浄水を作れる)量』のことをいいます。

浄水器は水道水を目の細かいフィルターに通して不純物を取り除くため、一度に蛇口を開けすぎたり水を大量に入れると、フィルターが充分に機能しない場合があるので注意が必要です。

一度にたくさんの浄水を使いたい人は、ろ過流量がなるべく多い種類を選んでみましょう。

浄水器のおすすめ15種類を紹介

浄水器はホームセンターや家電量販店などで販売されています。

また、店頭に在庫がない場合はインターネットショップで注文して取り寄せる方法もあります。

ここではご参考までに、ネットで購入できる浄水器のおすすめを15種類ご紹介したいと思います。

三菱ケミカル クリンスイ MONOシリーズ MD101-NC

Amazon売れ筋ランキング『蛇口直結型浄水器』カテゴリで1位(2021年11月時点)の浄水器です。

『メタリックボディ』タイプはお手頃価格で購入できますが、少し上の価格帯の『ホワイトボディ』タイプはデジタル表示機能があり、適正流量やカートリッジ・電池の交換時期などを知らせてくれます。

カートリッジの交換時期は、約3ヶ月となっています。

東レ トレビーノ カセッティ

中空糸膜フィルターでミネラル成分を失わずに浄水できる、蛇口直結型の浄水器です。浄水と原水を側面のレバーで切り替えられるようになっています。

シャワーの穴を小さくしてあるため節水効果も期待でき、従来品より約30%の水を節約できるといわれています。

パナソニック浄水器

大手電機メーカー『パナソニック』製の、蛇口直結型浄水器です。

シンプルなコスト重視タイプ・使いやすい液晶つき・液晶と除去能力重視タイプと、機能や性能に違いがある3パターンのタイプから選ぶことができます。

カートリッジ交換目安が『約1年』と蛇口直結型では比較的長持ちしやすく、コストパフォーマンスを重視したい人にもおすすめできます。

クリタック 浄水蛇口 ロカシャワーMX

従来の『カートリッジを交換して使い続ける』タイプとは異なる、『使い切りタイプ』の蛇口直結型浄水器です。

交換時期がきたら本体ごと新しいものに付け替えるだけなので、カートリッジ交換が不要という利点があります。

こちらは交換目安が『約12ヶ月』と長持ちで、経済的かつ本体交換の手間も減らしやすいタイプになっています。

パナソニック アルカリイオン整水器

パナソニック製の、据え置きタイプの『整水器』です。浄水・弱酸性水・3種類の強さのアルカリイオン水をボタン1つで切り替えて生成できます。

一般的な据え置き型の浄水器(整水器)は『蛇口にホースをつないで、浄水器の蛇口から水を出す』ものが多いですが、こちらは既存の蛇口から水を出せるため、使用前と同じ感覚で使いやすいのもメリットの1つです。

こちらはカートリッジ交換目安が『約2年』の長持ちタイプですが、イニシャルコストを抑えたい人向けに交換目安が『約1年』の機種も販売されています。

日本ガイシ 浄水器 C1 SLIM

※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。

シンプルでスリムなステンレスシルバーのデザインがおしゃれな、据え置き型のキッチン用浄水器です。

活性炭とセラミックのフィルターが鉛などの不純物・有害物質を取り除くと同時に、ろ過流量毎分2.5Lと一定の水量も確保しているため通常の蛇口とそれほど変わらない使用感で料理・洗い物などができると思います。

クリンスイ 浄水器 据置型 SuperSTX

三菱ケミカル『クリンスイ』シリーズの、据え置き型浄水器です。

360°回転する蛇口ノズル、レバーで原水・清水・シャワーを3段階切り替えなど使い勝手のいい機能がそろっています。

カートリッジの交換目安は、1日20L使用した場合で『約1年間』となっています。

ブリタ 浄水器 ポット リクエリ マクストラプラス

ドイツのメーカー『BRITA』の、ボトル型浄水器です。Amazon売れ筋ランキング『浄水ポット』カテゴリで1位(2021年11月時点)を獲得しています。

幅をあまり取らないコンパクトサイズで、一般的な冷蔵庫のドアポケットに保管できます。ポットの容量は、2.2L・2.4L・3.5Lの3種類となっています。

海外の浄水器フィルターは日本よりも基準が厳しいと言われているため、より高い浄水能力を求めるときはこちらのような海外製の浄水器を選ぶのもおすすめです。

ブリタ 浄水 ポット カラフェ型

スリムでストレートなデザインがおしゃれな、カラフェ型の浄水ポットです。フタやフィルター部分のアクセントカラーにバリエーションがあり、赤・青・グレーの3色が用意されています。

浄水ポット特有のフィルター部分が目立ちにくく、食卓に置いてもなじみやすいところがうれしいポイントです。

東レ トレビーノ 浄水ポット

スリムで収納性がよく、取っ手付きで使いやすい浄水ポットです。グッドデザイン賞の受賞歴があります。

ポット型ながら浄水能力が高めで、約3分で1Lの水道水をろ過できるようになっています。

蓋についているダイヤルはカートリッジ交換時期の確認に使用し、使い始めやカートリッジを交換するときにダイヤルを回しておけば、交換のタイミングが一目でわかります。

三菱ケミカル クリンスイ ポット型

三菱ケミカルの浄水器『クリンスイ』シリーズの浄水ポットです。

カートリッジのフィルターには活性炭・セラミック・中空糸膜のフィルターが入っており、鉛や赤サビなど15種類の不純物が除去の対象になっています。

上部のダイヤルでカートリッジの交換時期を設定できますが、ダイヤルはシンプルなデザインで毎日使うときでも気になりにくく、見た目にこだわりたい人にもおすすめです。

LAICA (ライカ) ポット型浄水器 2.3L

活性炭フィルター・イオン交換樹脂の2種類のフィルターで不純物をしっかり取り除く、ポット型の浄水器です。白・赤・青・緑と4種類のカラーバリエーションがあります。

浄水部の容量が1.2Lと大きめなので、水道水を何度も継ぎ足すことなくポットを満杯にできるという使い勝手の良さも魅力的です。

パナソニック 還元水素水生成器

キッチンの蛇口を交換して浄水機能つきにする、ビルトイン型(アンダーシンク型)の浄水機能つき整水器です。

先ほどご紹介した据え置きタイプと同様、5種類の浄水や電解水、水素水などを利用できるようになっています。

電源コードはカートリッジ部分からつながっているため『シンク下にコンセント差込口がある』場合は取り付けることができます。

TOTO ビルトイン浄水器セット

シンプルかつスリムなワンホール蛇口でさまざまなインテリアのキッチンにも合わせやすい、アンダーシンク型の浄水器です。

浄水器本体・自在水栓・ホースとパッキンがセットになっています。

こちらは電源式ですが『水流で発電するタイプ』で電源コードが不要のため、幅広いシンク下に設置しやすい利点があります。

ソリューヴ セントラル浄水器

フィルターつきの本体に配管キットを接続し、水道管の元栓と接続して使用する『セントラル型』の浄水器です。

各部品はネットで購入することもできますが、『水道管が右入口・左入口かを調べる』など、水道についての専門的な知識を持っていないと正しい部品を購入するのは難しいでしょう。

セントラル型の浄水器の設置を検討している場合は、水道業者に相談されることをおすすめいたします。

浄水器のおすすめ15選まとめ

今回は、浄水器のおすすめについてご紹介させていただきました。

浄水器は種類によって使い方や浄水機能、フィルターの交換頻度などに違いがありますが、自分で購入する際は『安全性』『コスパ』など重視するポイントを明確にしておくと選びやすくなると思います。

どの種類が適しているかは用途や目的などによっても異なるので、今回ご紹介した内容も参考にしながら、ご自身に合ったものを選んでみましょう。