効果的な靴消臭グッズをお探しではありませんか?
靴の臭いを消す・抑えるためのグッズはさまざまな種類がありますが、目的や状況に合わせて選ぶことで、より効果的に臭い対策ができる可能性があります。
そこで今回は、靴消臭グッズの種類や選び方、おすすめのグッズなどをご紹介したいと思います。
靴消臭グッズで家や外出先でも快適に!種類と選び方を紹介
『靴を脱いだときの嫌なにおいが気になる』という場合は、靴の消臭グッズを使った対策方法がおすすめです。
靴の臭いを防止・予防することで、玄関や靴箱に臭いが発生するのを抑えたり、外出先でも気兼ねせずに靴を脱げる、などの効果が期待できます。
靴消臭グッズは『臭いの原因を除去・抑制』するための道具
靴をはいた後に発生する、独特の嫌な臭いの主な原因は、靴・靴下・足に発生する『雑菌』といわれています。
雑菌は『エサがあって、温度・湿度が高い』状態だと発生することがありますが、使用後の靴の中は下記のような場合に雑菌が繁殖しやすくなる可能性があります。
- 【靴の臭いが発生する原因(一例)】
- 靴の通気性が悪い(素材や靴のサイズなどによるもの)
- 汗で靴の中の湿度が上がる
- 体温で靴の中の温度が上がる
ゴム製の安全靴や合皮製の靴など、通気性が悪い種類の靴は臭いがこもりやすい場合があるので、臭いが気になるときはしっかり対策をしましょう。
足や靴下が原因になるケース
靴だけではなく、足や靴下のほうに雑菌が発生する原因があるケースも考えられます。
- 角質や垢などで足が汚れている
- 靴下が生乾きで、靴の中に湿気がたまっている
- 靴下の通気性が悪い
靴に発生する雑菌のエサ(栄養)は、汗や皮脂などの汚れです。そのため『足を清潔に保つ』ことも、靴の臭い対策の1つになります。
靴消臭グッズにはどんな種類がある?選ぶときのポイントも紹介
靴消臭グッズにはさまざまな種類があり、製品によって使い方・使い道も異なります。
『外出先で使いたい』『消臭効果をしっかり実感したい』など、用途によって効果的なグッズも変わる場合があるので、購入するときはそれぞれの種類や特徴をチェックしておきましょう。
すぐに使えて即効性が期待できる『スプレータイプ』の靴消臭グッズ
スプレータイプの靴消臭グッズは、靴の中に直接消臭剤入りのスプレーをかけて使用します。
コンパクトなものはカバンなどに入れて持ち歩き、出先でも使うことができます。
即効性や速乾性が高いものが多く、『すぐに臭いを消したい』といったときはスプレータイプの消臭剤がおすすめです。
ただし乾きが早いぶん、効果はそれほど長続きしないため、日常的に使い続けるときはこまめにスプレーし直す必要があります。
消臭成分をしっかり浸透させる『ミストタイプ』の靴消臭グッズ
ミストタイプは、ミスト(霧)状の消臭剤を、靴の中に直接スプレーして使う消臭グッズです。
使い方は先ほどご紹介した『スプレータイプ』と同じですが、ミストタイプは『スプレータイプよりスプレーの粒が大きい』ことが特徴です。
ミスト状の消臭成分が靴の中にしっかり浸透するので、消臭効果が長続きしやすくなっています。
スプレータイプのような速乾性はないため、『靴をはく前後』に使ってしっかり乾燥させておくようにしましょう。
スプレータイプとミストタイプを見分けるポイント
スプレータイプとミストタイプはどちらもスプレーボトルに入っているので、購入時は紛らわしく感じるかもしれません。
ミストタイプは『ミスト』の表記があることや、『プラスチック容器に入っているかどうか』を確認すると見分けやすくなると思います。
臭いの根本的な対策に効果的な『パウダータイプ』の靴消臭グッズ
消臭・除菌効果などを含むパウダー状の消臭剤を、靴の中にまいて使用する消臭グッズです。
消臭パウダーが汗や臭いの成分を吸い取って消臭・除菌し、『毎日、数日間』じっくり時間をかけて使用を続けることで、より効果的に臭いの原因を抑制しやすくなります。
粉がなくなる前に靴をはいても問題ありませんが、足や靴下に白い粉がついてしまうので注意しましょう。
靴に入れるだけで簡単『インソールタイプ』の靴消臭グッズ
消臭・抗菌成分を含むインソール(中敷き)を靴に入れておくことで、靴を履いている間に臭いが発生するのを抑える効果が期待できます。
消臭目的のインソールは通気性が良いものが多いため、汗によるムレ防止にも効果的です。
『靴の中に入れておくだけ』で使用できるので、こまめな手入れ作業が面倒に感じる人はインソールタイプを選ぶのがおすすめです。
型崩れと臭いの両方を防止する『シューキーパー』の靴消臭グッズ
靴を保管するときに入れる『シューキーパー(シューツリー)』は、型崩れを防ぐだけではなく靴の中の汗や湿気を吸い取る役割もあります。
また、シダーなど抗菌作用を持つ素材を使っているものや、活性炭など防臭成分を追加している種類もあります。
どこでも使えて、見た目にも楽しい『ボールタイプ』の靴消臭グッズ
ボールタイプの消臭剤は、ロッカー、カバン、靴など小さめの空間に入れて臭い対策する消臭グッズです。
かさばらないので、自宅だけではなくジムや会社など出先のロッカーで保管しておくときなどにも使用できます。
また、デザインが豊富な点もボール消臭剤のメリットの1つです。好みのデザインを選んで、見た目で楽しみながら臭い対策をしてみてもいいかもしれません。
靴箱の臭い対策には『置き型消臭剤』
靴の臭いは、『靴箱の臭いが靴に移る』ことが原因になっている場合もあります。
靴箱の臭いが気になるときは、中に消臭剤を置いて対策しましょう。
扉がある靴箱は湿気がこもりやすいので、こまめに扉を開けて風通しを良くしたり、中に乾燥材を置いておくと『湿気によるカビ臭』などの防止に効果的です。
靴消臭グッズはどんな基準で選べばいい?目的・用途別のおすすめとは
靴消臭グッズの選び方は、種類以外では『臭い対策の目的』や『使用する靴の種類』など、『用途で選ぶ』方法もあります。
そこでここからは、靴消臭グッズを目的・用途で選ぶ場合の選び方についてご紹介いたします。
靴消臭グッズの『消臭・防臭』と『除菌・抗菌』それぞれの違いとは
靴消臭グッズには『消臭』『抗菌』など、製品によってアピールしているワードが少しずつ違っていることがあります。
靴の臭い対策の目的によっては、それぞれの違いを確認しておくと種類を選びやすくなると思います。
用途 | おすすめの効果 |
---|---|
靴の臭いを消したい |
|
靴の臭いを防止(予防)したい |
|
『脱臭』は、炭を使ったグッズなど本体(脱臭剤)が臭い成分を吸着する方法で臭いを取るものに表記されることが多くなっています。
靴の臭いと消臭グッズの臭いが混ざるのが気になるときは『無香料タイプ』
『靴の臭いがすばやく消える』ことを実感しやすくするために、スプレータイプの消臭剤には香料が使われていることが多くなっています。
しかし、靴の臭いと香料の臭いが混ざってしまったり、そもそも香料の臭いが苦手な人の場合などは、靴消臭グッズを使ってもあまり効果を感じられない可能性があります。
この場合は、『無香料』タイプの製品を選ぶといいでしょう。ただし、無香料でも『アルコールが使われていて、アルコール臭が混ざってしまう』といった場合もあるため過信は禁物です。
『ブーツ・長靴用』の消臭グッズの選び方
ブーツや長靴など丈の高い靴の消臭をする場合は、つま先の中まで消臭成分を行き渡らせる必要があります。
通常のスプレーボトルはボトルを逆さまにした状態だとうまくスプレーできないため、『逆さスプレーOK』などの表記がある種類がおすすめです。
逆さスプレーのほかにも、下記のような対策方法があります。
- パウダータイプの消臭剤を、ブーツの筒の内側に沿って流し入れる
- ブーツ用の、『ロングタイプ』の消臭剤(シューキーパー)を入れる
靴消臭グッズのおすすめ10種類を紹介!
靴消臭グッズは、ドラッグストアや靴屋のお手入れグッズのコーナーなどで販売されています。
しかし、店頭販売の靴消臭グッズは種類が限られていることもあるので、気になる商品はネットショップなどで取り寄せることも検討してみると効率的かと思います。
ここでは、靴消臭グッズのおすすめを『10種類』ご紹介いたします。
各タイプのおすすめ靴消臭グッズとは?
ここからは、ネットで購入できる靴消臭グッズについてご紹介しております。
各タイプについて最低1種類以上の製品を紹介しておりますので、消臭グッズの種類を選ぶ場合にもぜひ参考にしてみてください。
シューズの気持ちプレミアム
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
即効性のあるスプレータイプの靴用消臭剤です。
逆さにしてもスプレーが出せるので、ブーツや長靴の消臭にも適しています。
化粧品由来の原料を使っており、靴だけではなく、靴下やストッキングをはいた状態の足に直接かけることもできます(裸足の状態では使用不可)。
ドクターショール 靴 消臭 抗菌スプレー
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
即効性のあるスプレータイプですが、効果時間は『24時間』といわれており比較的長持ちしやすい点が特長です。
スプレータイプの消臭剤は一部が『革靴不可』の場合がありますが、こちらは革靴にも使用可能となっています。
通常タイプは『18cm、150ml』ですが、持ち運び用のコンパクトなタイプ(約12cm)も販売されています。
ブテナロック除菌抗菌スプレー
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
楽天の売れ筋ランキング1位の靴消臭グッズです(2021年7月時点)。
ブテナロックは水虫の薬として有名ですが、こちらの製品は水虫菌をはじめとする『足もと環境』の雑菌を除菌・抗菌する用途で使用します。
靴やブーツ、玄関マットなどに使えますが、足の裏など人体や肌には使用できないので注意しましょう。
靴用 BOUKABI0
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
除菌・抗菌成分を霧状にして噴射する、ミストタイプの靴用スプレーです。
『防カビ』がおもな用途ですが、菌の繁殖を抑えるため臭いの防止効果も期待できます。
ボトルのサイズは15cm程度で持ち運びやすく、パッケージのデザインがシンプルなのでカバンに入れていても目立ちにくくなっています。
グランズレメディ
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
売れ筋ランキングがヤフー1位、Amazon2位、楽天2位(2021年7月時点)と、各ショッピングサイトで高評価を得ているパウダータイプの靴消臭剤です。
フローラル・ミント・無香料の3種類から香りを選ぶことができます。
使用方法には『1日1回、5~7日間使用』とあり、効果が出るまでに時間がかかることがありますが、靴の中を継続的に除菌するため『臭いの原因を根本的に対策したい』ときにおすすめの消臭グッズです。
SMELL FRESH スメルフレッシュ
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
無添加・無香料で、天然素材のみを使用している靴消臭グッズです。
パウダータイプの消臭グッズは輸入品が目立ちますが、こちらは日本製なので比較的安いコストで入手しやすくなっています。
銀と炭のオドイーター 靴の中敷・消臭インソール
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
Amazonの売れ筋ランキング1位の靴消臭グッズです(2021年7月時点)。
『入れておくだけ』で使える手軽なインソールタイプですが、抗菌・脱臭・メッシュ素材で汗ムレを防ぐなど、これ1つでさまざまな臭い対策加工が施されています。
中敷きはフリーサイズなので、はさみで足の大きさに合わせてカットしてから使用します。
Finoa(フィノア) 芳香消臭剤 フレッシュボール
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
靴の中に入れて使う、ボールタイプの靴消臭グッズです。靴以外では、カバンやロッカーなどにも使えます。
使用時は本体をひねって芳香成分が出る状態にしてから、靴の中に左右1つずつ転がしておきます。
サッカーボール、バスケットボール、花柄などデザインの種類も豊富なので、好きな見た目のものを選んでみましょう。
シューキーパー レッドシダー
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
吸湿・脱臭効果があるといわれているレッドシダーでできているシューキーパーです。
可動部分を前後に伸縮させたり、つま先の形を変えて靴のサイズ・形状に合わせてから靴の中に入れておきます。
伸縮範囲はそれほど広くないので、S・M・Lの適用サイズを確認してから購入しましょう。
脱臭炭 こわけ 下駄箱用
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
靴箱の中に置くタイプの脱臭剤です。
靴の消臭と靴箱の消臭を同時に行うことで、より強力な臭い対策効果が期待できます。
この製品は1パックで3個入っているので、靴箱に1段ずつ置くことで消臭効果にムラが出にくくすることができます。
【番外編】『10円玉』や『重曹』で靴の臭い対策をするやり方
靴の臭い対策は、身近なものを使ったお手軽な方法もあります。
『すぐに対策したいけれど、手元にグッズがない』といったときなどに試してみるといいかもしれません。
- 【身近なものを使った靴の臭い対策方法】
- 10円玉を靴底に10枚ほど並べる(靴一足でおよそ20枚ほど必要)
- 靴下(穴の開いていないもの)、ハンカチなど通気性のよい布に重曹をつめて、靴の中に入れる
靴の臭いを予防する使い方・お手入れ方法
靴の臭い対策は、靴の使い方を工夫して『元から臭いを発生させない』ことも重要です。
靴の消臭グッズの効果をさらに上げたいときは、グッズの対策と合わせて下記のようなポイントもチェックしておくことをおすすめします。
- 【靴の臭いを予防する方法(一例)】
- スニーカーなど洗える靴は定期的に洗う
- 靴は2~3足をローテーションさせて、はいていない靴はしっかり乾燥させておく
- 靴に中敷き(消臭タイプでなくてもOK)を入れて、定期的に交換する
靴消臭グッズのおすすめまとめ
今回は、靴消臭グッズのおすすめなどについてご紹介させていただきました。
靴の臭い対策グッズは、用途や目的によって使い分けることでより効果的に消臭・防臭しやすくなります。
『玄関がにおう』『外出先で靴を脱ぐことになったときに困る』など、どういう場面で靴を消臭するのかを確認しながら、自分に合った靴消臭グッズを選んでみましょう。