家庭用金庫の選び方を探していませんか?
家庭用金庫といっても、鍵の種類や性能は金庫によってさまざまです。
特に初めて金庫を購入する方は、どれを選んだらいいのか迷ってしまうと思います。
そこで今回は、家庭用金庫の選び方やおすすめの金庫をご紹介します。
家庭用金庫の選び方とは
初めて金庫を購入するときに、どんな種類や性能があるのかを知っておくと選びやすいと思います。
また、自分が何を保管したいかも明確にしておくことがおすすめです。
ここでは、家庭用金庫の選び方をご紹介します。
家庭用金庫の使用目的で選ぶ
本格的な据え置きタイプの『耐火金庫・防盗金庫』や、簡易的な保管ツールとして使用できる『手提げ金庫』があります。
製品によって性能が異なるため、自分がどんなものを保管したいのかで選ぶことがおすすめです。
ここからは、それぞれの金庫の特徴をご紹介します。
火災対策には『耐火金庫』
火災などが起こった際に、火から中身を守ってくれるのが耐火金庫です。耐火金庫はJIS(日本産業規格)の試験を通過した製品のみが認められます。
- 【耐火性能の合格基準】
- ・試験時間中金庫内の温度を177度以下に保つことができる
- ・試験後に中に入れておいた新聞紙の文字が読める
耐火時間は0.5時間~4時間で、製品のグレードによって異なるため自分のニーズに合ったものを選ぶことができます。
また熱に弱い磁気データの保管に特化した、『データセーフ金庫』というタイプも販売されています。
消えると困るデータを保管したいと考えている方は、このような金庫を選んでみてはいかがでしょうか。
盗難対策には『防盗金庫』
防盗金庫はその名の通り盗難対策を目的とした金庫で、持ち去りやこじ開け、破壊解錠に対する性能がついています。
防盗金庫は1人では持ち去ることができないように質量が一般的な金庫に比べて重かったり、床や壁などに固定する必要があり業務用で使用されることが一般的です。
また費用も高額になることが多いため本格的に大金や貴金属を保管する必要がないという方は、防犯アラームが付いた金庫や防犯性の高いディンプルキーを使用した金庫を選ぶことがおすすめです。
コンパクトさを重視するなら『手提げ金庫』
一人暮らしのワンルームなどで、貴重品を保管する際に便利なのが『手提げ金庫』です。
コンパクトなサイズ感で置き場所も選ばず、万が一何かトラブルが起こった場合でもすぐに持ち出すことができます。
また、カードなど小さなものを保管したいときは、インテリアに紛れ込ませることができる本型の金庫もあるので取り入れてみてはいかがでしょうか。
ただし防犯性はそれほど高くないため、盗まれたら困るものを保管するのはあまり向いていません。
家庭用金庫のメーカーで選ぶ
使用目的や金庫のタイプは決まったけどどれを買ったらいいのか決まらない!という方は、金庫の販売メーカーで選ぶこともおすすめです。
- 【人気の金庫メーカー】
- ・EIKO(エイコー)
- ・日本アイエスケイ
- ・ディプロマット
- ・Sentry(セントリー)
国内のメーカーであるEIKOや日本アイエスケイは、家庭用金庫から業務用まで幅広い金庫を展開しています。JIS認定商品なども豊富に取り扱っているため、家庭用でも本格的なものが欲しいという方はチェックしてみてください。
ディプロマットやセントリーは世界で人気の金庫メーカーです。ディプロマットはデザインが豊富で、インテリアに合わせたおしゃれな金庫を展開しています。
セントリーは手ごろな価格で高い品質を提供することをこだわりとしていて、アメリカの厳しい耐火試験をクリアした商品も数多く販売されています。
金庫の大きさもチェック
あらかじめどこに金庫を置きたいかを決めて、サイズを確認しておくと購入した際にギャップをなくすことができます。
高さや幅、奥行きだけでなく、扉の開閉が問題なく行えるかもチェックしておくといいでしょう。
また、棚の上におきたいという方は重さも確認しておきます。中には持ち去りを防ぐため、質量が一般的な金庫に比べて重くなっているものもあります。棚の耐久性も考慮して金庫を選ぶと安心です。
家庭用金庫の鍵は5種類!
家庭用金庫の鍵はダイヤルのイメージがあるかと思いますが、ICカードや生体認証などさまざまな種類が販売されています。
それぞれの金庫にメリットやデメリットがあるため、確認してから購入することがおすすめです。
ここでは、家庭用金庫の鍵についてご紹介したいと思います。
ダイヤル式金庫
ダイヤル式金庫は、ダイヤルを回してあらかじめ設定しておいた数字に合わせて解錠するタイプの鍵です。金庫といえばこのタイプの鍵を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ダイヤルを回す回数が増えるほど防犯性を上げることができますが、家庭用は1~2回合わせのものが多い傾向にあります。
電池を使用していないため電池切れや基盤故障の心配がないうえに、鍵を紛失して開けられなくなってしまうこともありません。
ただし他の鍵より解錠に時間がかかるため、1日に何度も開け閉めするという方には少々煩わしく感じるかもしれません。
シリンダー式金庫
鍵を差し込み回して解錠するタイプの金庫です。施解錠に時間がかからないため、いつでもスムーズに中身を取り出すことができます。
最近ではディンプルキーと呼ばれる防犯性が高い鍵を使用している金庫も増えており、ピッキングのリスクも軽減されています。
ただし鍵を紛失してしまうと開かなくなってしまうため、鍵の保管には十分注意しましょう。
テンキー式金庫
あらかじめ決めておいた暗証番号を入力して解錠する金庫です。ダイヤル式と同じくキーを使用しないため、紛失して開けられなくなるという心配がありません。
番号を入力するだけで簡単に解錠できるので、頻繁に開け閉めする方におすすめです。また家族みんなで使用するという場合も、番号を共有するだけなので鍵を作る手間を省くことができます。
ただし使用しているうちに表示が削れたりすることで、他人に暗証番号を悟られてしまうというリスクがあります。
定期的に番号を変更したり、番号がランダムに表示されるタイプを使用するなどの対策を行っておくのがおすすめです。
ICカード式金庫
ICチップが内蔵されたカードをかざすことで解錠するタイプの金庫です。製品によっては解錠記録を管理することができるので、セキュリティを強化したい方におすすめです。
財布やカードケースに入れて常に携帯できるため、紛失しにくいというメリットもあります。
ただしカードの複製はメーカーに依頼する必要があるため、紛失してしまうとすぐに鍵が手に入らないので注意しましょう。あらかじめカードを複製して保管しておくと安心です。
生体認証式金庫
あらかじめ登録した指紋や静脈などを読み取ることで解錠することができる金庫です。鍵の複製が困難なため、高い防犯効果があります。
少し前までは誤作動によって解錠できないといったトラブルが多いといわれていましたが、最近では高性能な製品も増えているようです。
ただし高性能なものは価格が高額になるものも多いため、セキュリティをそれほど強化する必要がなければほかの鍵でも十分でしょう。
オススメの家庭用金庫10選
ここからは、おすすめの家庭用金庫をご紹介します。
Amazonベーシック 本型金庫 セーフティーボックス
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
本のデザインをした小型の金庫です。本の表紙を開くと中がボックスになっているので貴重品や、カードなど小さなものを保管するのに最適です。
パッと見ただけでは金庫とわからないため誰かに盗まれる心配がありません。手ごろな価格なので、簡易的な金庫を探している方におすすめです。
ただ上から見ると紙のページがないので、本棚の2冊の間に置いておくことがコツです。
エイコー(EIKO)耐火・防水プロテクターバッグ
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
30分の耐火性能がある手提げタイプの金庫です。防水パッキンがついていて水深20㎝の位置に8時間耐えることができるため、水害対策もできます。ハンドルがついているため、非常時も簡単に持ち出すことが可能です。
Sentry ポータブル耐火・防水保管庫
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
30分の耐火性能と72時間の耐水性能を持ち合わせた金庫です。アメリカの安全基準であるUL耐火認定や、デジタルメディアに対する耐火性能テストであるELT認定を受けています。メーカー保証や火災保障などのサービスも充実していて安心です。
日本アイエスケイ 耐火性能 ダイヤル・リーバーシブルキータイプ
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
ダイヤル錠とシリンダー錠の2つの鍵がついているため、合わせて使えばセキュリティ効果を上げることができます。また本体の質量が40㎏あり、持ち去り対策効果もあります。トレー付きで収納取り出しやすいのもうれしいポイントです。
ディプロマット 60分耐火金庫 デジタルテンキー式
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
4~16桁の暗証番号を入力して解錠するタイプの金庫です。鍵を使用しないので紛失の心配がありません。
暗証番号のぞき見防止や、盗難防止アラームなどの防犯機能が多数ついているので、セキュリティ対策もしっかり行いたい方におすすめです。
中には収納トレイや可動式の棚、キーフックがついていて、大きさの異なるものも金庫の中でごちゃごちゃにならずに収納することができます。
ディプロマット 60分耐火プレミアム 指紋認証&タッチパネル式
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
天然ウォールナット材の木目を生かした扉がポイントのおしゃれな金庫です。部屋においても浮かずに、インテリアの一部として使用することができます。
4~16桁の暗証番号に加え指紋認証タイプの鍵もついているので、セキュリティ対策もしっかり行うことが可能です。
中の収納が扉と同じデザインになっているのもポイント。デザインとセキュリティ対策、どっちもこだわりたいという方におすすめです。
Sentry 1時間耐火金庫 ダイヤル式
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
従来の製品に比べて60%アップした太いカンヌキを使用した、ハイセキュリティの金庫です。
そのほかにも32㎏の質量があることや床にボルト固定することで持ち去りを防止するなど、防犯対策をしっかり行いたいという方にオススメな性能がたくさんついています。
ダイヤルタイプのデメリットでもある数字の見にくさを軽減し、解錠をスムーズに行えるのもポイントです。
日本アイエスケイ ワンキー式耐火金庫
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
鍵穴を隠すことで、パッと見では金庫だと気づかないシンプルなデザインの金庫です。サイズ感もコンパクトなので、小さな部屋でも場所を取らずに置くことができます。
リバーシブルキーを採用していて、上下どちらに差し込んでも解錠できるので鍵の開閉をスムーズに行うことが可能です。
通帳など、頻繁に取り出す必要があるものを保管したい方におすすめの金庫です。
日本アイエスケイ ICカード式 耐火金庫
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
ICカードや携帯電話などを鍵として使用することができる金庫です。鍵を常に携帯することができるので、複製や盗難のリスクを軽減することができます。
最大10件まで鍵の登録を行うことができるので、家庭に1つ置いておけば複数人でシェアすることも可能です。
本体サイズが大きいためたくさんのものを保管したい、折り曲げたくない資料を保管したいという方におすすめです。
エイコー(EIKO) デザインフェイス 小型耐火金庫
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
一見金庫に見えないおしゃれなデザインなので、見た目にもこだわりたいという方におすすめの金庫です。
テンキーと指紋認証錠の2種類の鍵でダブルロックでき、セキュリティ対策もバッチリ行うことができます。
隠し錠前がついていてキーでも解錠することができるため、万が一『指をケガしてしまって指紋が読み取れない』などのトラブルが起こったときでも解錠することが可能です。
古い家庭用金庫を交換したいときの処分方法
以前使っていた家庭用の金庫から新しいものへ交換したいという方は、処分方法も知っておくと安心です。
ここでは、家庭用金庫の処分方法をご紹介します。
古い家庭用金庫の処分方法も知っておく
自治体や金庫の種類によっては、ゴミで捨てることができない場合があります。特に耐火金庫は特殊な素材を使っているため、下記の方法で処分を検討しましょう。
- 【家庭用金庫の処分方法】
- ・購入店に引き取ってもらう
- ・金庫の専門業者に引き取ってもらう
- ・不用品回収業者に引き取ってもらう
- ・リサイクルショップに持っていく
古い金庫を処分するときは購入店や金庫の専門業者、不用品回収業者に依頼して引き取ってもらう方法が一般的です。ただ店舗によっては引き取りを行っていないこともあるので事前に確認を取っておくとスムーズです。
また金庫を処分するとき、引き取り業者に依頼すると費用が発生します。のちのトラブルにならないためにも、しっかり事前に料金の見積もりを取っておくのが安心です。
まだ金庫が新しいという場合はリサイクルショップで引き取ってもらえることもあるので、一度問い合わせをしてみてもいいでしょう。
小さな手提げ金庫の場合は
小さな手提げ金庫は地域によって処分方法が異なります。自治体のホームページを見るか役所に問い合わせをして、ゴミとして処分してもいいのか確認しましょう。
もし処分できないようなら、上の項目でご紹介した処分方法を検討してみてください。
家庭用金庫のオススメ10選まとめ
今回は、家庭用金庫の選び方とおすすめの金庫をご紹介しました。
家庭用金庫は災害や盗難から大切なものを守ることができるので、1つ置いておくと安心です。
どれを選んだらいいのか迷ってしまったときは、今回ご紹介した選び方やオススメ金庫を参考に探してみてください。