【圧力鍋おすすめ15選】選び方 初心者 電気圧力鍋 IH対応など

時短調理に効果的な圧力鍋をお探しではありませんか？

圧力鍋には煮込み時間を短くしたり、炊飯や蒸し料理など幅広いメニューに使えるなど、普通の鍋にはない機能を利用できます。

しかし、圧力鍋を使ったことがない初心者の方は、使い方や選び方がよくわからなくて購入を迷っている、という人もいるかもしれません。

そこで今回は、圧力鍋の種類や選び方、初心者の方でも使いやすいおすすめの圧力鍋などをご紹介したいと思います。

圧力鍋で料理をおいしく時短！？普通の鍋との違いってなに？

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— ティファール T-fal 公式 (@tfal_japan) November 18, 2021

家事の時短や自宅で自炊をする需要の高まりに伴い、近年注目を集めているのが『圧力鍋』です。

圧力鍋を持っていない人でも『料理が早く作れる』『お肉や魚料理を柔らかく作れる』などの口コミを聞いたことがあるかもしれません。

しかし、実際に使ったことがないと『どういう仕組みなのか』『本当に時短できたり、おいしくなるの？』など疑問に思うことが多いと思います。

そこでまずは、圧力鍋の特徴や仕組みについて解説いたします。

圧力鍋のメリットとは？時短・おいしく料理できる理由を解説

『圧力鍋は、料理の時短に効果的』とよく言われますが、これは圧力鍋が普通の鍋よりも高温で調理できるという特徴によるところが大きくなっています。

高温で調理すると短時間でも素材に熱が通りやすいため、カレーや肉じゃがなどの煮込み料理を通常より短い時間で完成させることができたり、お米を炊飯器で炊くよりも早く・おいしく炊き上げられるなどのメリットが生まれます。

また、調理時間が短くなることで光熱費をカットしやすくなるため、自炊をより経済的にすることも期待できます。

圧力鍋は大きく分けて『3種類』！コンロ・電気・電子レンジ用圧力鍋の特徴とは

圧力鍋は『使い方』によって大きく3種類に分類することができます。

上記の中ではコンロにかけるタイプが一般的ですが、用途や目的によってはほかの種類の圧力鍋が使いやすい場合もありますので、まずは圧力鍋の種類と特徴をチェックしてみましょう。

自由な調整・高圧力が魅力の『圧力鍋』

ガスコンロやIHコンロで鍋を直接加熱して使うタイプは、もっともスタンダードな種類の圧力鍋です。

コンロの火加減で圧力を調節したり、火を弱めて余熱で調理を行うなど、細かい調節で幅広い調理方法に対応しやすくなっています。

ただし、コンロを使用している間は安全のため基本的に圧力鍋から目を離すことはできません。

また、アルミなど鍋の素材によってはIHコンロに対応していない場合があるため、IHコンロが設置されている場合は購入前に『対応熱源』を確認されることをおすすめします。

電気のみ・火を使わない『電気圧力鍋』

電気圧力鍋は、コンセントにつないで炊飯器のような形で使用するタイプの圧力鍋です。

火を使わないため安全性が高く、電気を使用するので多機能なものが多いことが特長です。

食材や料理のメニューを指定してスイッチを押せば機械が自動で調理を進めてくれるので、『設定した後は放置していてもOK』という手軽さも魅力です。

一方で、火力によるコントロールはできない、コンロを使う圧力鍋と比べると圧力が低め、などの注意点もあります。

安価で手軽な『電子レンジ圧力鍋』

電子ﾚﾝｼﾞでﾁﾝする圧力鍋
を買って貰ったんですが、
なかなか優秀そう
普通の圧力鍋と変わらないのに電子ﾚﾝｼﾞのﾀｲﾏｰ回して
放置しておいても大丈夫なのがいい pic.twitter.com/310jj6P9df

— さんぼ (@sjm_e69) May 2, 2021

電子レンジで加熱して使うタイプの圧力鍋は、シンプルでコンパクトな製品が多く、圧力鍋・電気圧力鍋と比較するとリーズナブルで手が出しやすいことが特長です。

安いものだと3,000円程度から購入できるものもあり、『お試しで使ってみたい』という方にもおすすめです。

しかし、安価でシンプルなぶん圧力は低めという点に注意しましょう。また、電子レンジの庫内サイズより小さな鍋は使えないので、事前にレンジと鍋のサイズをよく確認しておくことも重要になります。

圧力鍋の種類・選び方のポイントを紹介

『コンロにかける』など同じ種類の圧力鍋の中でも、メーカー・製品によって素材や機能などに細かな違いがあります。

そこでここからは、圧力鍋を選ぶときに注目したいポイントについてご紹介したいと思います。

圧力鍋の『圧力調整方法』とは？

圧力鍋には『鍋の中の圧力を一定に調整する』ための仕組みが搭載されていますが、圧力の調整方法は鍋の種類によって異なる場合があります。

コンロ式の圧力鍋では、おもに『おもり式』『スプリング式』のいずれかの方法で圧力の調整を行っているので、それぞれの特徴についてチェックしてみましょう。

圧力調整方法	特徴
おもり式	蒸気口に重りが取り付けてあるタイプの圧力鍋。圧力がかかると鍋の中の蒸気でおもりが持ち上がり、蒸気を逃がす仕組みになっている。 蒸気口から蒸気が出ると、笛のような音や『シュッシュッ』と空気が漏れるような音、重りがカタカタと振れる音がする。圧力がかかっているかどうかが音でわかるので、初心者の方におすすめ
スプリング式	蒸気口のばね（スプリング）で圧力を調整するタイプ。1つの鍋で低圧～高圧まで圧力を調節できる。 圧力がかかっても音が出ないので静かに調理しやすい半面、タイミングがわかりにくいため圧力鍋の扱い方にある程度慣れている人向け。

圧力鍋の素材の違いとは？保温性・お手入れのしやすさなど

圧力鍋に使用される素材は『ステンレス』『アルミ』が多くなっています。

また、ステンレスとアルミを両方とも使用しているものや、プラスチック素材の圧力鍋も中にはあります。

ここでは、圧力鍋の素材ごとの違いについてご紹介したいと思います。

素材	特徴
ステンレス	保温性にすぐれており、鍋の熱が冷めにくい。じっくり煮込む料理、余熱を使った料理などにおすすめ。 比較的じょうぶで傷や汚れが付きにくく洗浄・お手入れがしやすい
アルミ	熱伝導率がよく、鍋全体がすぐに温まる点がメリット。ただし、酸・アルカリに弱いため『トマトやレモンなどを使用した料理を長時間入れておく』などの用途にはあまり向かないことがある。 また、汚れが目立ちやすい・IHコンロは基本的に非対応などの点にも注意
多重構造	アルミとステンレスを重ね合わせたタイプ。熱伝導率と保温性を両立させたいときにおすすめ。 多重構造は『鍋の底面のみ』でも充分性能を発揮できるが、『側面も含む、鍋の全面が多重構造』の圧力鍋は加熱・保温性能がさらに高くなっている。ただし、通常の多重構造鍋より高額になりやすい
プラスチック	電子レンジ用の圧力鍋にのみ使われる素材。安価で軽量という利点がある反面、金属鍋より圧力は低め

初心者におすすめ・使いやすい圧力鍋の選び方

圧力鍋を初めて使うときは、『どんな状態になったら圧力がかかっているのか』『どのタイミングで火を弱めればいいのか』など使い方に戸惑ってしまうかもしれません。

そのため、初心者の方はなるべく機能や構造がシンプルなものを選ぶと比較的使いやすくなると思います。

具体的には、たとえば下記のようなポイントに注目しながら選んでみてはいかがでしょうか。

注目する点	説明
使いやすい	レバーの切替だけで圧力を調整できる 火力を調節するタイミングをタイマーで知らせる など、操作が簡単なものや鍋の状態がわかりやすいものがおすすめ
お手入れがしやすい	パーツの数が少ない・パッキンなどの部品が着脱しやすいと洗浄が比較的ラクになる
レシピブックつき	使い方の説明書以外に、圧力鍋を使った料理の作り方を紹介したハンドブックなどが付属されている。 購入した圧力鍋の性能に合わせたレシピ内容になっていることが多いため、書店やネットで探すよりも作りやすい

圧力鍋を容量で選ぶときのポイントとは？人数に合わせたサイズの選び方

圧力鍋も一般的な鍋と同じように、人数や一度に調理する量に合わせて適切な容量・サイズを選ぶことができます。

圧力鍋でおすすめの容量は、『家族の人数＋1L』前後の大きさです。

調理スペースや収納スペースとも相談しながら、下記の目安を参考に使用する人や人数に合った容量の圧力鍋を探してみましょう。

人数	容量の目安
1人	2～3L
2～4人	3～5.5L
5人以上	6.5L～

圧力鍋のおすすめ15種類を紹介

圧力鍋はショッピングモールや家電量販店、メーカー直営店などで販売されていることがあります。

また、店舗に在庫がない場合はネットショップで取り寄せる方法もおすすめです。

ここではご参考までに、ネットで購入できる圧力鍋のおすすめを15種類ご紹介したいと思います。

ティファール 圧力鍋 クリプソ ミニット デュオ

• 素材：アルミニウム（底面にステンレスを含む）
• ガス・IHコンロ・電気プレートコイル・セラミックヒーター・ハロゲンヒーター対応

Amazon売れ筋ランキング『圧力鍋』カテゴリで1位（2021年11月時点）の圧力鍋です。

ティファールの圧力鍋シリーズは、圧力を一定に保つ機能や安全弁、圧力中はロックをかける機能など安全に圧力鍋を使うための機能が充実しているので、はじめて圧力鍋で料理をする人でも手を出しやすくなっています。

こちらの圧力鍋はレバーを切り替えることで『圧力鍋と圧力機能のない普通の鍋を使い分けられる』ようになっており、この鍋1つで幅広い用途に対応できます。

ティファール 圧力鍋 クリプソ ミニット パーフェクト

• 素材：アルミニウム（底面にステンレスを含む）
• ガス・IHコンロ・電気プレートコイル・セラミックヒーター・ハロゲンヒーター対応

上記でご紹介した圧力鍋の、『通常鍋モード』がないタイプです。

加圧中はフタが開かない・タイマーつきで火加減を調節するタイミングをアラームで知らせるなど、初心者の方でも安心して使いやすい機能が搭載されています。

圧力鍋を使ったレシピが39種類掲載されたレシピブックもついているので、圧力鍋を使い始めたばかりの人でも自然とレパートリーを増やしていけると思います。

ヘイワ アルミ 片手 圧力鍋

• 素材：アルミニウム
• ガスコンロのみ対応

初心者でも使いやすい『おもり式』の片手圧力鍋です。重さの異なる2種類のおもりを使い分けることで、鍋の圧力のかけ方を調整します。

シンプルなデザインで安全性も高く、はじめて圧力鍋を使う人でも安心して使いやすくなっていることが特長です。ただし、IHコンロには非対応のため注意しましょう。

パール金属 圧力鍋 クイックエコ

• 素材：ステンレス（底面にステンレスを含む）
• ガス・IHコンロ・シーズヒーター・ハロゲンヒーター・エンクロヒーター・ラジエントヒーター対応

底面をステンレス鋼でアルミニウムをはさんで作っている『三重構造』の圧力鍋です。多重構造で保温性が高く、表面はステンレスのため焦げ付きにくいのがうれしいポイントです。

こちらの圧力鍋はガス・IHコンロをはじめとした『オール熱源対応』タイプで、キャンプ・引っ越し先などで熱源が異なる場合でも安心して使うことができます。

アサヒ軽金属 日本製 圧力鍋 3.0L ゼロ活力なべ

• 素材：ステンレス・アルミ（全面多重構造）
• ガス・IHコンロ・電気クッキングヒーター・ハロゲンヒーター対応

ステンレスとアルミの5層構造をなべの全面に施した『多重構造』タイプの圧力鍋です。

『沸騰して、おもりが振れたら火を止めるだけ』のおもり式なので、初心者の方でも比較的使いやすくなっています。

こちらの圧力鍋は『146kPa』と一般的な圧力鍋（100kPa前後）よりも高圧力で調理できることも特長の1つで、高圧力による高温調理でさらなる時短効果が期待できます。メーカー調べでは、たとえば豚の角煮なら『加圧後20分』で完成します。

ワンダーシェフ 圧力鍋 5.5L

• 素材：ステンレス（底面にアルミを含む）
• ガス・IHコンロ・ラジエントヒーター・ハロゲンヒーター対応

140kPaの高圧力調理が可能な、4～5人用の圧力鍋です。5.5Lの深型・大きめサイズの鍋のため、家族が多いご家庭や作り置きがしたい場合などにも向いています。

高圧力・高温調理が可能と同時に、フタをロックする機能や安全装置・安全弁など安全面での設計も充実しているので、はじめて圧力鍋を使う場合でも気軽に調理を始められると思います。

フィスラー(Fissler) 圧力鍋 プレミアム プラス 4.5L

• 素材：ステンレス
• ガスレンジ・IHコンロ・電磁調理器・ハロゲンヒーター対応

ドイツの有名な調理器具メーカー『フィスラー（Fissler）』製の圧力鍋です。圧力鍋本体に、ガラス製ふた・蒸し料理に使える蒸し器などが付属されています。

ふたのダイヤルで低圧・高圧・超高圧の3段階に圧力を設定でき、食材やメニューに合わせてより効果的に調理方法を使い分けることができます。

圧力の状態を色別に表示・取っ手でフタをロックしてから圧力をかけるなど、初心者でも使いやすい機能が充実しています。

アイリスオーヤマ 圧力鍋 5L

• 素材：ステンレス（底面にアルミを含む）
• ガス・IHコンロ対応

レバーで低圧・高圧を切り替えて調理できる、ガス・IHコンロ両対応の圧力鍋です。底面は3層の多重構造で、圧力が早くかかり保温性にもすぐれています。

フタを圧力ふたからガラス製のフタに付け替えれば、圧力機能のない普通の鍋としても使用できます。

一般的な圧力鍋はステンレス素材そのままのシルバーが多いですが、こちらの圧力鍋はカラーが選べるのも魅力的です。グレー・ブラウン・レッドはいずれもマットなカラーリングで、食卓・インテリアに自然になじむデザインになっています。

ティファール 圧力鍋 3L IH対応 1~3人用 片手鍋 セキュア ネオ

• 素材：アルミニウム（底面にステンレスを含む）
• ガス・IHコンロ・電気プレートコイル・セラミックヒーター・ハロゲンヒーター対応

片手鍋タイプの圧力鍋です。ガス・電気コンロ以外にも、電気プレートやハロゲンヒーターなど幅広い加熱器への使用に対応しています。

取っ手のレバーで、低圧と高圧の2段階に切り替えることができます。

こちらは3Lタイプですが、大きさはそのままで底が深く作られた6Lタイプもあります。

アイリスオーヤマ 電気圧力鍋

コンセントにつないで使用する、電気圧力鍋です。

自分で設定して圧力調理を行うモードのほか、『カレー』『ぶり大根』など専用のメニューを自動調理できるモードがあり、肉料理・野菜料理・スイーツなど設定されたメニューならボタン1つで簡単に調理を始められます。

調理を始めた後は完了まで放置でOKのため、ほかの料理を作ったり、別の家事や自由時間にあてることもでき、効率的に時間を使いやすくなります。

ショップジャパン クッキングプロ 電気圧力鍋

圧力調理・炊飯・蒸す・炒めるなど8種類の調理方法が自動で行える電気圧力鍋です。

時間のかかる煮込み料理やご飯炊きも、材料を入れてボタンを押すだけで自動・時短で進めることができ、たとえばイカの煮物なら『加圧後9分』、ご飯は『加圧後6分』で出来上がります。

計量カップやしゃもじなども付属されているので、『圧力鍋を買ってこれから自炊を始めてみる』人にもおすすめできます。

シロカ 電気圧力鍋

圧力調理・炊飯・温め直しなど6種類の機能が利用できる、3～4人用の電気圧力鍋です。

カレー・肉じゃが・白米・玄米など、10種類のメニューがプリセットされており、該当の料理ならボタン一つで調理を始めることができます。

こちらの圧力鍋には『保温機能』がついており、白米・玄米は最大12時間の保温が可能となっているため、『圧力鍋でご飯を炊いた後、別の容器に移し替える』手間が減らせるのがうれしいポイントです。

ティファール 電気圧力鍋 マルチクッカー クックフォーミー

ティファールでは、電気圧力鍋も製造・販売しています。

こちらの電気圧力鍋には、はじめから210種類のレシピの調理法が内蔵されており『食材を入れて、ナビの手順通りに設定ボタンを押す』だけであとは機械に任せて『ほったらかし調理』ができます。

容量3Lとコンパクトで場所を取らず、内側はセラミックコーティングで洗いやすいため、2～3人程度の家族はもちろん一人暮らしの方にもおすすめできます。

マイヤー(Meyer) 電子レンジ圧力鍋

電子レンジに入れて使用するタイプの圧力鍋です。使い方は鍋に材料を入れてレンジのスイッチを入れるだけなので、電気圧力鍋と同じように『ほったらかし料理』ができます。

加熱は電子レンジが行うため、鍋自体の構造は非常にシンプルでお手入れもしやすくなっています。

スケーター 電子レンジ 圧力鍋 極み味

コンロ用の圧力鍋と同様に、圧力調整用のおもりがついた電子レンジ用圧力鍋です。

おもりがついているため加熱すると音が鳴り、『圧力がかかっていることが把握しやすい』という利点があります。

レシピ集も付属されているので、『何を作ったらいいかわからない』初心者の方もレシピを見ながら調理を進められます。

圧力鍋のおすすめ15選まとめ

今回は、圧力鍋のおすすめなどについてご紹介させていただきました。

圧力鍋はコンロ・電気・電子レンジなど使い方のほか、圧力調整方法や素材などにも違いがあります。

『シンプルな構造』『安全装置の充実』など初心者の方でも使いやすいよう設計された製品もたくさん選べるので、今回ご紹介した内容も参考にしながら使う人に合ったものを選んでみましょう。