自分で髪の毛をカットするのに便利な『セルフカット用ハサミ』をお探しではありませんか?
美容室や理容室に行きにくい状況だったり、カット代を節約したいときはセルフカットという選択肢もありますが、セルフカットをする場合は『切りすぎなど失敗が不安』という声もよく聞きます。
セルフカットでのミスを防止するには、経験や技術だけではなく『目的に合った、自分の手になじむハサミを選ぶ』ことも重要です。
そこで今回は、セルフカット用ハサミの種類や選び方、おすすめのセルフカット用ハサミについてご紹介したいと思います。
セルフカット用ハサミの種類・選び方!初心者でも扱いやすいハサミの特徴は?
髪が伸びてきたのでセルフカット。普通のハサミで全体的なラインを揃えて、あとは一部を梳きバサミで。
私の場合、短くても肩ギリギリの長さ(今はセミロング)なので、自分でカットできちゃう。もう20年以上美容院には行ってない。
いつも「え?自分で切ってるの?」と驚かれるけど、意外と簡単よ😉 pic.twitter.com/Rr0VlaEW1P
— Ecru (@yoka_holland) July 21, 2021
『前髪カット』などのちょっとした髪の調整は美容室に頼むと500円~1,000円程度ですが、すぐに伸びてしまうので通うのが面倒だったり、お金がもったいないと感じる人も多いかもしれません。
そこでおすすめなのが、セルフカット用のハサミで自分でお手入れをする方法です。前髪や毛先をそろえる程度であればセルフカットでもそれほど難しくないので、初めての人でも手を出しやすいと思います。
『美容師や理容師でもないのに、そんなにうまくできるの?』と不安に思う方もいらっしゃると思いますが、自分に合った使いやすいハサミを選ぶと失敗のリスクも効果的に下げることができます。
ここでは、セルフカット用ハサミの種類や選び方などについてご紹介いたします。
カットばさみ・すきばさみの特徴と使い分けるコツ
セルフカット用のハサミには、大きく分けて『カットばさみ』と『すきばさみ』の2種類があります。
それぞれ用途によって使い分けると、よりイメージ通りのカットがしやすくなると思いますので、まずはそれぞれのハサミの特徴をチェックしてみましょう。
種類 | 特徴 |
---|---|
カットばさみ |
文房具用のハサミと同じ、まっすぐな形状の刃。髪を短くするなど長さ調節をしたいときに使用する。 散髪用は切りやすいように刃が長い・ずれないように指を入れる部分が小さいなどの特徴がある |
すきばさみ |
セニングシザーとも言われるタイプ。刃先がくし(コーム)のような形状をしていて、毛先を軽くしたり、ボリュームダウンしたいときなどに向いている。 くしの目の細かさによって、ハサミを閉じたときに減らせる毛量(すき率)が異なる。初心者の方が使う場合は、すき率10~20%程度のハサミがおすすめ |
スライドシザー |
カットばさみの一種で、刃が丸く作られていることが特徴。 ハサミを動かしながらスライドさせることで、毛量を減らしながらカットできる |
セルフカット用ハサミを『刃の形状・サイズ』で選ぶ
セルフカット用ハサミは、種類によって刃の形状や素材などが異なります。
刃の形や大きさは切れ味や使い勝手などにかかわるので、より扱いやすいハサミを選びたいときは刃にも注目してみましょう。
刃の長さ
髪用のハサミは用途によって刃の長さが異なりますが、初心者の方は『6インチ(15cm)』前後を目安に選ぶと比較的扱いやすいものが選べると思います。女性の場合は、少し短めの5.5インチくらいがおすすめです。
刃が短めだとピンポイントでカットしやすく、自分の髪を切りやすくなります。刃が長いものは、自分以外の髪をカットする場合に向いています。
刃の形状(カットばさみのみ)
カットばさみの場合、刃がカーブしているほど切れ味がよくなりますが、毛が逃げやすいため初心者の方には使いづらく感じることがあります。
セルフカットにあまり慣れていない方が使うときは、『直刃』のようなまっすぐな刃や、バランスがいい軽いカーブの『柳刃』といった形状がおすすめです。
セルフカット用ハサミを『刃の素材』で選ぶ
セルフカット用ハサミの刃は、さびにくく水洗いがしやすい『ステンレス』がよく見られます。
また、中には耐久性を上げるために炭素(カーボン)やクロムなどを混ぜたステンレス鋼を用いているものもあり、とくに『SUS○○』などのSUS系ステンレスは硬い・摩耗しにくくハサミを長く使いたい人におすすめです。
ただし、お手入れをしないと切れ味が落ちてしまうので、繰り返しセルフカットをしていく場合はセーム革のクロスやカット用ハサミ専用のオイルを用意して、定期的にメンテナンスをすることが大切です。
セルフカット用ハサミを『ハンドルの形状』で選ぶ
セルフカット用ハサミのハンドルは、基本的に『眼鏡ハンドル』『オフセットハンドル』の2種類があります。
それぞれの特徴やおすすめの使い方をチェックして、自分に合ったものを選んでみましょう。
種類 | 特徴 |
---|---|
眼鏡ハンドル |
左右の穴の位置が、眼鏡のように均等になっている(左右対称)タイプ。 持ち方が安定しやすい・小さい力でも切りやすく、自由な技法でカットできるなどの特長がある。 |
オフセット |
親指と薬指の穴がずれている(左右非対称)タイプ。親指をスムーズに動かしやすいため、初心者でも比較的使いやすい。 指を大きく開く必要がなく疲れにくいので、『頻繁に使う』『髪が長い・毛量が多い』などでハサミを使う時間が長くなりやすい人にもおすすめ |
『ハンドルの素材』も種類によって異なる
一般的なカット用ハサミは、刃からハンドルまでが1つのパーツでできているすっきりした見た目のものが多いですが、持ちやすさを重視する場合は『ハンドルだけ樹脂製』などのタイプがおすすめです。
ハンドル部分が樹脂やゴム製だと指が滑りにくいため、初心者でも比較的扱いやすくなります。
『調節ねじ付き』のセルフカット用ハサミを選んで自分でメンテナンス
刃の合わせ部分に、少し大きく出っ張った形状の部品がついている場合は、『調節ねじ付き』のカット用ハサミとなります。
カット用ハサミは繰り返し使うことで刃がやせたり、ネジがゆるんで刃の合わせが悪くなることがあるため、ねじを回して調節すると長持ちさせやすくなります。
製品によっては調節用の金具を付属していることもよくあるので、長く使えるカット用ハサミを選びたいときは調節ねじと部品についてもチェックしてみましょう。
セルフカット用ハサミの『セット品』で付属されていると便利なもの
★便利セット★ ヘアカット用ハサミ すきバサミ
ヘアカット用のハサミやすきバサミのセットです!
ヘアピンやクシや専用ケースもついているのでこれひとつでヘアカットができます♪
https://t.co/esdbspc2Zq#ヘアカット #ハサミ pic.twitter.com/QBdC0UkPq4— ゆう (@memo_spla___yu) August 16, 2019
セルフカット用ハサミには、はじめてセルフカットをやる人でも使いやすいように、『セット販売』されている製品もよく見られます。
セット品には、ハサミが複数本ついていたり、セルフカットをするときに必要な周辺グッズなどが付属されていることが多いです。
付属品の内容は製品ごとに異なりますが、たとえば下記のような道具がついていることがあります。
- 【セルフカット用ハサミの付属品一例】
- カットばさみ・すきばさみの2本入り
- 保管用ケース
- くし
- ヘアクリップ
- ネジ調節具
- ハサミ用クリーニングクロス
- 説明書・カットマニュアル
必要な道具はハサミを使う人の環境によって変わると思いますので、購入前にセット内容を確認して、なるべく足りないものや不要なものが少ないセット品を選びましょう。
セルフカット用ハサミのおすすめ10種類を紹介
セルフカット用はさみは、ドラッグストアのヘアケア用品コーナーやホームセンターなどで販売されています。
また、店頭に在庫がないときや欲しい商品が決まっているときはネットショップで取り寄せる方法もあります。
ここではご参考までに、セルフカット用ハサミのおすすめを10種類ご紹介したいと思います。
ELOKI 散髪ヘアカット すきばさみ
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
Amazon『ハサミ・すきバサミ』カテゴリでの売れ筋ランキング1位(2021年10月時点)の、カット用すきばさみです。
髪が伸びて重たくなった前髪や毛先だけを整えたい場合は、すきばさみだけでもある程度対応できるケースは多いので『まずお試しでセルフカットをやってみよう』といった方にもおすすめです。
安全・衛生的に保管できる収納ボックスやコーム・クリーニングクロス・ネジ調節器具がセットになっており、これ1つでほとんどのセルフカット用周辺グッズをそろえることができます。
ELOKI 散髪ヘアカット カットばさみ
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
1つ前でご紹介したすきばさみと同じメーカー製の、こちらは『カットばさみ』です。
ハンドルの形状は扱いやすく疲れにくいオフセットタイプで、はじめてセルフカットをする方が選ぶハサミとしてもぴったりです。
同じメーカーのすきばさみとのセット品も販売されているので、カットばさみ・すきばさみの両方を一度にそろえたい人はセット販売の方を購入されるとお得です。
LOFEE 散髪 ヘアカット すきばさみ セット
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
カットばさみとすきばさみ、コーム、クリップ2個が1つのケースに入ったセット品セルフカット用はさみです。
すきばさみは、すき率20~25%で使いやすく、初心者から美容師まで幅広く採用されるタイプです。
レザーケースにブラックカラーのはさみとシックなデザインで、インテリアや小物に合わせたり見た目にもおしゃれなハサミを選びたい人にもおすすめです。
無印良品 髪用すきはさみ 15.5cm
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
日用品などさまざまなグッズを扱うブランド『無印良品』のすきばさみです。別売りですが、カットばさみのバリエーションもあります。
全長15.5cmと小ぶりで扱いやすく、前髪カットなどにもぴったりです。
ハンドルにはクリアカラーのABS樹脂が使用されており、滑りにくい機能性とシンプルですっきりした見た目を両立させています。
KQ3200(貝印) セルフ用 カットハサミ
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
国内メーカーが製造しているセルフカット用ハサミです。セルフカット用に作られているため、刃が短めで視界を遮りにくくなっています。
ハサミと一緒にスタイリスト監修のカットマニュアルがついているので、初めての方でもマニュアルを見ながら安心してセルフカットを進めることができます。
Moontay すきばさみ 6.0インチ
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
素材にSUS440Cステンレス鋼を使用し、高い耐久性が期待できるセニングシザー(すきばさみ)です。
形状は指を入れる穴が左右均等の『メガネハンドル』で、初心者の方は持ちやすく、経験者の方は自由度が高く扱えるオールラウンダーなハサミになっています。
ハンドルの両方に指置きがついているため裏返しても使用でき、より自在なカットが可能になります。
Moontay ヘアカットハサミ 高級炭素鋼
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
ブレードに高炭素鋼を使用し、高い耐久性と耐腐食・耐さび性能にすぐれた高級セルフカット用ハサミです。
ブレードの外側には繊細な模様が加工されており、デザイン性抜群で見た目にこだわって選びたい人にもおすすめです。
同じデザインのすきばさみも販売されているので、セットで購入すると便利でおしゃれな統一感も演出できると思います。
コンビ ベビーレーベル さんぱつバサミ&クシセット
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
子どもの散髪用のカットばさみとくしのセットです。
対象年齢は『新生児~』とされており、じっとしているのが難しい月齢のお子さんでも安心して使いやすいように、ハサミの先端が丸く加工されています。
ほかにも、滑りにくいABS樹脂製のハンドルや、ヘアカットアドバイス付きなどはじめてお子さんの散髪をサポートする仕様や付属品がそろっています。
montesoro 左利き用 ヘアカットハサミ
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
左利きの方は、刃の合わせが逆になっている『左利き用』のセルフカット用ハサミを用意されるのがおすすめです。
ハンドルはオフセットタイプ、すきばさみのすき率は20%とプロ仕様かつ初心者の方でも扱いやすいハサミになっています。
こちらはセット品で、カットばさみ・すきばさみ・ネジ調整用部品・クリーニングクロス・説明書が入っています。
ツーウェイ・ダイヤルヘアカッター MI-127
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
くしと同じような感覚で、髪をとかす動きでヘアカットができるカット用具で、前髪カットなどの用途にもおすすめです。
両側にそれぞれカット用の刃とすき用の刃が取り付けられていて、1本でカットばさみ・すきばさみ2通りの用途で使用できます。
5段階のダイアル操作で刃の出し具合を調節できるようになっており、刃を前の方に出すほど一度にカットできる量が多くなります。
セルフカット用ハサミのおすすめ10選
今回は、セルフカット用ハサミのおすすめなどについてご紹介させていただきました。
セルフカット用のハサミは『長さ調節』や『前髪カット』など、用途に合ったものを使うと初心者の方でも失敗を防ぎやすくなります。
また、ハサミのサイズや形状などにも注目して自分にとって使いやすいものを選ぶことも大切です。
適切な選び方は使用シーンや目的などによっても異なるので、今回ご紹介した内容も参考にしながら自分に合ったハサミを選んでみましょう。